タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

はらはらと 風にはちくや 鵜の篝。 (正岡子規)

2012-05-28 | 風景

宍道湖の北岸沿いに、川鵜が常宿にしている岩礁があります。

いつも10数羽の鵜が狭い岩礁の上で、羽を乾かしたり、羽繕いを

たり、眠ったり様々なポーズで休んでいます。

これを、宍道湖に沈む夕日を背景にすると、 絶好の被写体である

ことから、気になる島?でここを通る度に目を止めています。

鵜と言えば、長良川や木曽川、錦帯橋などの鵜飼いが有名で、古

事記や日本書紀にも記される、篝火を照らし鮎を取る風流な伝統

漁法として、各地で継承されています。

しかし、近年「川鵜」の個体数が爆発的に増えて、周辺の生態系を

壊すと云う問題もあって、 有害鳥獣として駆除されている地方もあ

るようです。

ここ宍道湖水系でも、川鵜は珍しくないほど、至るところで見られる

鳥になっています。

ちなみに、「鵜飼い」に使われている鵜は、「海鵜」であって川鵜の様

に、魚まで根こそぎ獲り尽くすのではなく、少し上品な鵜のようです。

     ~今日も良い一日であります様に~

 


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