昨日は思い掛けない「三光鳥:サンコウチョウ」との出会いがありました。 久し振りに「楽山公園・天神池」の浮巣で抱卵中であった「カイツブリ」の、その後が気に掛かっていたので、確認の為に出掛けて見たと言う訳です。 森の細道では折しも、アスリート約30人がトライアスロンの長距離走?(こんな場所で。。。)の練習中の様で、とても野鳥撮影の出来る状況では無かったのですが。。。前方から走って来た走者に道を譲る為に、脇道に入った時の事でした。 森の奥からあの懐かしい声が聞こえて来たのです。 ♪ ツキ(月)・ホシ(星)・ヒ(日)・ホイ・ホイ・ホイ ♪ と言う特徴のある囀りです。 そうです、そうです。 以前にたった一度、一枚だけ撮影する事の出来た『三光鳥:サンコウチョウ』の囀りです。 薄暗い森の中を好む「サンコウチョウ」は、目を凝らして探しても容易に分かるものでは有りませんが、見つかりました。 ところで、長らくこの囀りを聞かなかったのは、既に巣ごもりしたのでは?と、思っていましたが結果、巣ごもり中の様でした。 枝の入り組んだ薄暗い森の、頭上の高枝に「サンコウチョウ」の雄を見付けたのでした。 思わず「やったね!」と心の中で叫んでいたかも。 薄暗くて撮影条件は最悪の為、逃げるのは覚悟の上で一、発勝負のフラッシュ撮影を試みました。 確かにフラッシュに驚き、枝から枝に移って行きますが、遠くへは飛んで行きません。 その理由は、雌や幼鳥と一緒だったからです。 お互いに鳴き交わしながら移動していたのです。 願い続ければ思いは通じると言いますが、サンコウチョウの撮影に成功した、最高の一日となりました。
フラッシュに驚き、枝から枝へと移って行きます。
スズメ目の小さな鳥ですが、繁殖期の雄は長い尾っぽを持ち、45㎝に達する。 メスは17㎝と短い。
雄と雌の鳴き交わしから、雌&幼鳥?を見付けることも出来ました。
雄の周りには、少なくとも4羽の雌と雄が居ましたので(幼鳥を含む)、ファミリーだと思います。
三光鳥(サンコウチョウ)
日本・台湾・ミンダナオ島に分布し、日本には夏に渡来し繁殖する。 日本で繁殖した個体の多くは、冬季中国南部からスマトラへと渡り越冬する。(渡りの際には、雄の長い尾羽は無くなっているそうです。) アイリングと嘴は明るい水色で、野鳥の中でもかなり特異な色をしています。 平地から低山にかけての暗い林に生息する。 繁殖期には縄張りを形成する。 食性は昆虫食で、林内で飛翔中の昆虫を捕食する。 樹上の細枝に杉・桧の樹皮を用いたカップ型の巣を作り、外側にウメノキゴケをクモの糸で張り付ける。 産卵期は5-7月。 抱卵日数は12-14日で雌・雄が協力して抱卵する。 結果、巣を見付ける事は叶いませんでしたが。。。
画像は、続く。。。
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