セミの声がすごい。
朝、駅前を歩いていると、大音量で聞こえてくる。
その音量に、げんなり・・するのと反対に、ほっとする面も!!
このセミたちは、無事に羽化できたんだな~。
土の中に7年近くいて、やっと出てきたセミたち。
そして、地上に出て8日足らずで死んでいく・・。
「八日目の蝉」の話しから、8日足らずで死ぬのだと思っていたのですが、学術的にはもう少し長く生きるようです。
そのセミですが、昔聞いた話が私の記憶にずっとこびりついていて、毎年その記憶が呼び起こされます。
公園にたくさん樹木があった当時、卵を産み付けられたセミの幼虫は、その木のずっとずっと下にもぐって7年間を過ごした。
そして、7年が経って、いざ地上へ出ようとしたら、その公園は、コンクリートで埋め立てられ、建物が建っていた。
どうなるか??
横に進めば、地上に出られたかもしれませんが、ほとんどのセミは、地上に出る手段を失い、死んでいったことでしょう。
毎年、大音量で鳴くセミを見る度に、「よかったね」と安堵するのです。
「八日目の蝉」が暗かったから、リンクするのかな~。
そして、考えてみた。
我が家も、丘を切り開いて建てた住宅地です。
もしかして、家を建てた下に、セミの幼虫がいたかも・・。
いざ出ようとしたら、コンクリートが邪魔して出られなかった・・なんてことも・・。
自然と発展の共存って本当に難しいな~と改めて思うのでした。
今生きているセミたちには、精いっぱい現世を楽しんでほしいな・・。
P.S
もう撤去されましたが、博多山笠の1つです。
サザエさん・・がモチーフでした。