昨日、テレビを見ていたら、手足を3本失った人の特集が組まれていた。
うろ覚えで申し訳ないが、「ちひろさん」という30歳の男性の方。
20歳の時に電車にひかれて足を2本、手を1本失ったのだそうです。
自殺ではなく、酔って?電車のホームに転倒し、入ってきた電車にはねられた・・という事故だったようです。
目が覚めた時って、どんな感情だったのでしょう。
ずっと死にたいと思っていて、毎日、どうやったら死ねるのかを考えていたと言います。
一緒に見ていた花子と、「どうして助けたりしたんだ~?って恨むよね・・」と話す。
もしも私だったら、なぜ死なせてくれなかったのか、なぜ助かってしまったのか、いろんな人を恨んでしまうと思います。
確か、外国でも全身やけどを負った人が助かって、何度も手術をしながら前向きに生きている番組を見たことがあります。
顔のやけどですからね・・。
女の人には特につらかっただろうと思いました。
死んでいたほうが、どんなに楽だっただろう・・と。
そして、この方のすごいところが、手足が3本無いだけじゃないか・・と思い至れたところです!!
病室にお見舞いに来てくれた友達が普通に会話してくれた時に、自分は手足を失っただけなのだ・・と。
だけ・・って言えるんですよ!!
絶対に、すごい!!
そんな考えに至るんですよ!!
しかも、入院している僅かな間に・・。
それから、リハビリをして退院して、就職も障がい者枠ではなく一般雇用として採用されていました。
そして、1人暮らしをしていて、料理も1本の手で器用に作っていました。
義足と義手をつけてスーツを着ていると、手足が3本無いようには全く見えません。
今の義足は、AIが搭載されていて、使い勝手がよくなっているのだそうです。
なので、夢は大きく富士登山!!
すごいですね~。
なんだか、もう感動以外の言葉が浮かばなかった。
そして、義足の会社の方のインタビューもすごく印象に残りました。
こういったAI搭載の義足は、先進国の人にしか手に入らないもので、紛争地や発展途上国の方々は今も使い勝手の悪い木の義足などを使っているのだそうです。
確かに、紛争地では地雷を踏んで足を失った方々が多数いらっしゃいます。
そのような人たちも、このAI搭載の義足を使えたなら、もっと快適に社会生活を送れるのでしょうが・・。
この特集は、いろんな意味で衝撃でした。
私は、手足も普通に動くし、自分でどこへも行くことができる。
そんな自分は、もっと出来ることがあるし、やるべき事があるんじゃないだろうか・・。
そんな思いに駆られました。
P.S
このすねた感じが好きです。