外はパウダーを撒いたように薄く白い世界が広がった
11月末から今日までずっと雨、雪、曇りの灰色の世界、晴天はわずか1日半
去年と比べてもちょっと異常な天候だ、体もなにもかもしけっぽい。
とうとう認知症検査の通知が来た、来年は75歳の免許書き換えだからだ
何よりもその対象年齢になったことが驚きだ、まさか75とはね
ちょっと前までの75歳のイメージはずばり老人だったけど、なってみるとそんな気がしない、だけど去年は温泉で他人の子供に「おじいちゃんが来たよ」と言われたからなあ、まちがいなく老人なんだ
ただ、今は長生きの時代だから75歳は高齢者の中では若いと言われれば若い
ゴルフだって(私はやめたが)バリバリやっているし、いろんなところに出ていくし、私も車の運転なら1日300kmは平気だし
それに80代、90代でも元気な人が大勢いるので、70代ははなたれ小僧なんてよく言われる
今朝も新聞のお悔やみ欄を見たら106歳なんて人もいたから、75なんてほんとはなたれ小僧か・・・
でもねえ、足腰が少しずつだるくなったり、痛くなったりしてきて、今はまた正座が出来なくなっている
歩くには不自由はないのだけどね、どこかどこかが悪くなっていくのは否めない
今日はね、小学校6年生の時の文集を引っ張り出して読んでいました
62年前です、物持ちが良いのが私の特技といいましょうか
人の心の中と言うのはわからないものですが、作文を読むと(ああ、この人にも心や感情があるんだ)と思いますね
おかしな考えですが、モテてモテて困るような美人同級生とか、ちょっとお高く留まっているのだとか、あるいは片思いしたあの子なんかの心の内を見ることができるんですね、作文は
中学時代にちょっと憧れていた女の子は洋画ファンで、私もそうだったから話したいと思ったけど、プライド高そうで近寄りがたく話しかけれなかった
眉毛が濃くて目がぱっちりしていて、えくぼがあってメキシコの少女みたいな雰囲気の子だった
でも今日、その子の作文を読んだら、「私は一年生の時、臆病者で隣の席に座った子にいじめられるような気がして逃げ出したくなった、自転車や自動車が怖くて道路で泣いてみんなに見られて恥ずかしかった」なんて書いてある
まあ小学校一年生の時だからなあ、中学生の時はそんな感じはなかったが、昼休みはいつも独りで月間スクリーンを読んでいた。
小学時代にしろ、すこし心の中を見た気分で今になってもほのぼのする、もう60年以上顔をみてないんだなあ、どこでどうしているのかなあ?
などと、昨日まで何も考えていなかったのに、今さら思い出して懐かしがっている。
愛の讃歌 淡谷のり子