神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

人生と旅

2024年12月17日 06時14分18秒 | ライフスタイル
 少年時代、青春時代には未来に向けて様々に夢を持つ
だが人生は思いもしない方向へと動いていくことが多い
そんな中で若い日の夢を人生設計通りに進めていく人もままある
そんな人は人並外れて意志が強固な人か、やり通せるだけのバックボーン(人脈や財産)がある人か、才能面で天才、秀才の類、あるいは運が良い人なんだろう

私も含めて大概の人は、子供の時の夢と違う方向に流れていく
夢を砕く様々な難関に出会って、川の流れが大岩の出現で方向を変えていくように、人生もまた変わっていく
時には二股、三股の流れに出会って迷うこともある
夢と現実が変わるのはなにも悪い方向ばかりとは限らない、何割かの人は夢以上の高見に到達する
運や人脈や先を見る才能に恵まれた人、行動力、勇気、判断力に恵まれた人

人はともあれ、私はおそらく自我が強いくせに、人生はお気楽に考えた
高校に入った時点で進む方向は決まっていた、それは自力でなく他力本願だった、今の私の宗教観に一致する
いろいろ考えて働いたと思うが、結局は時代の流れに流れていただけ
それでも昭和と言う時代は大きなうねりで、私を飲み込んで流れて行った
ただ流れているだけで、それなりに豊かな人生を歩むことが出来た
だが裏腹に苦しみも楽しみと同じ数だけやって来た
いちいち苦しみを今さら書き連ねるのも野暮なこと、楽を書き連ねるのはアホなこと、自分の胸の内にとどめるが良い

今は気が付けば74歳の半ば、60過ぎてからは1年が5年の速さで過ぎていく
これは同年代の誰もが感じているだろう
20歳までは長かった、早く20歳になりたくて、なりたくて仕方なかったが
仕事を辞めたのが70歳のあたりだった、それまでは慌ただしく、目まぐるしい毎日だった
突然辞めたので、最初の一年間は何をどうすればよいのかわからず、そのくせ頭だけは目まぐるしく動いていた
二年目からはじめて自分の現状を受け容れる余裕が出来て、人生で初めて自力でやりたいことを定めることが出来た
但し運命についてはますます他力本願を受け容れた、それが一番気楽だからだ
運命には抗わない、(神様)にすべてを任せておけば楽に生きられる
その中で、趣味などは自分がやりたいことをやりたいようにやればよい
ここまで他力にする必要はない

松尾芭蕉、魯山人、弥次喜多、旅をした
人間は仕事を離れると旅をしたくなる、同じパターンの繰り返しの日々の生活に飽きると旅をしたくなる
私もそれを感じて、いろいろ計画を立てたが、まさかの入院などがあって、計画はもろくもとん挫した

行動力がある人間と、そうでない人間がいる
私は結局後者の素質に恵まれた人間だったのだろう、いつも夢ばかり見て楽しんでいる
体調が少し良くなったら、今度は野ネコを家で面倒見るという思いがけないことがおこり、これも予定外の人生だ
これでまた一週間とかの旅行が不可能になった・・愚図な人間とはこういうものだ
それでまた考え直して、80歳以降こそ「こんどこそ、思い通りの旅をしよう」などと考える、先送り先送りの人生だ
また80には80の何かが起きるのだろう、先のことなど今さら考えても仕方がない
だが、先のことを考えるのは楽しい、考えていることで心はすでに旅をしているのだ。




올래(来て)」チャン・ユンジョン