寒くなった、寒くなったがこの三日間は日中は雨が降らないので、散歩をしている
町の中心部を歩いて用足しした、その歩数は4500歩くらいで、最近の私のほぼ定数である
曇り空の中を行ったが、風が冷たくて参った、帰宅してから鼻水が出てしょうがない、これからは無理は禁物だな
体調は良いので、ついついやりすぎるきらいがある。
駅周辺の中心部を我々周辺部の住民は「町」という
「町へ行ってくる」という、たしかにバブルの頃までは「町」だった
市内の富の大部分を町の商店や旦那衆が独占していた
市役所も駅も銀行も郵便局も商店街も映画館もボーリング場も喫茶店も歯医者も、みんな町にあって、私も25歳の時には「町」のスーパーで魚専門のテナント店長だった
魚屋と言えども「町のスーパー」の威力はすさまじく市内の魚専門店で三本の指に入る売り上げをしていた
大晦日には、雁木の中を人が押し競まんじゅうして歩いたのだから、その日だけはアメ横並みの賑わいだった
それが昨日は「町」を歩いたが20分ほどの間にすれ違ったのは2人だけだった
いったい、「町」の人たちはどこへ行ってしまったのだろうか
商店街と言うには・・・いう方が無理か
ただ銀行だけは、この通りに集中しているから多少の出入りはあるが、ほぼ車で来るから、やはり歩行者はいない
ショッピングは、すべて国道沿いに大型店が展開して、大駐車場がいっぱいになっている
これは地方全般の中小都市の平成以降のニュースタイルだ
市は未だ未練なのか、「町」の近代化に力を入れて、新たな箱モノや設備の補助を行っている
だが現実は今言ったとおりだ。 時々テレビの旅ロケが来るが、歯にもの着せない芸能人は「誰かに聞こうにも人がぜんぜんいないですねぇ」と気遣いもせずに、はっきりと言い捨てる、だがその通りだから見ている我々も苦笑いするだけだ。
但し、夜になると、この「町」は元気を取り戻す
飲食店の多くは、この「町」の路地路地にあって、夜の5時間を楽しませてくれる
この「町」も、まだまだ捨てたもんじゃないのだ。