厚労省は20日、マスク着用に関する考え方を発表した。屋外で2m以上の距離を確保できない場合でも、会話をほとんど行わなければ着用の必要はないとした。また、着用を推奨していた2歳以上の未就学児には着用を一律には求めないとして、オミクロン株による感染拡大前の方針に戻した。これは専門家が19日にまとめた見解を踏まえたもので、熱中症のリスクが高まることを考慮してのことだと。
この数日前(16日)、福岡市の高島市長は記者会見(記者の質問が終わったところ)で、突然、外出時のマスク着用について話し始めた。「マスクを外しておしゃべりしながら飲食し、静かにトイレに行く時だけマスクをつけて行く」、「マスクなしの飲食後に外に出て帰る時にマスクをする」と挙げ、「コロナから自分を守っているのか、人の目や同調圧力から守っているのか、よく分からなくなる」と述べた。その上で、国に熱中症患者が増える夏に入る前に、マスク議論するよう求めていた。おそらく、この件はすでに国に伝えていたのだろう。だからあえて自ら話を切り出した。いつものことながら、自分をアピールすることには余念がない。最近、福岡に居る時間が少ないので、高島市長の動向は掴めていないが、自分が日本を変えると燥いでおられるご様子。(いや、無理でしょう)
と、話を戻すと、21日、毎日新聞が外出時のマスク着用について世論調査を実施していた。それによると、屋外でマスクを外すことに賛成している人は7割に上っていた。ただし、人が少ないところとある。国の方針では、屋外で人とすれ違うことはあっても、会話がほとんどない場合はマスクを着用する必要はないとしている。が、これは曖昧なところ。突如、声を出すこともあるだろうし、会話はしなくても、くしゃみをすることもあるだろうし(予測不可能)。高齢者と病人を抱える身としては、マスクは外せない。(命綱のようなものなので)
果たして、これから屋外のマスク離れが進むことになるのだろうか。感染者は高止まりの状態が続いているけれど、、
イラスト解説(めざまし8より)
なんだかな、、混乱しそうな、、
厚労省方針(5月20日発表)
上記に加えて、国は23日、学校での体育の授業や運動部が活動する時などマスク着用は「必要ない」と明記することを決めた。というか、ここが一番重要なところでは。
《関連記事》
・コロナ対処方針変更“屋外で会話ほぼない場合マスク必要なし”(NHKニュース 2022.5.23)
・「屋外、マスク外してよい」は69% 毎日新聞世論調査(毎日新聞 2022.5.21)
・「やっぱり外出時のマスクは…」福岡市長、唐突に是非を投げかけた狙い(西日本新聞 2022.5.20)
《参考》