昨日(9日)、五ヶ山クロスのモンベルへ行く用事があったので、帰り際、ちょいと屋上へ上がって見たところ、なんと五ヶ山ダムにほとんど水がない!思わず声が出たが、よくよく考えると、点検のために水位を下げているのだと気付いた。ダムサイトへ移動して、副ダムを見ると、南畑ダムへ向けて、じゃんじゃん水を流していた。遠く正面を見ると、南畑ダムは溢れんばかりに水を湛えていた。
五ヶ山ダムは、今年4月にサーチャージ水位(413.4m)、いわゆる試験湛水目標水位に到達した。それで、点検のために水位を下げる作業がはじまった。6月には402mまで下がっていたが、7月豪雨でふたたび満水となった。その後は台風による降雨も少なめで、前回(9月29日)確認した時は、397mまで低下していた。昨日(9日)の水位は363mだったので、約2ヵ月の間で34m水位を低下させたことになる。降雨が少ないこの時期に、急ピッチで水位を下げたものと思われる。
水位が下がり、ダムには珍しい光景が見られた。五ヶ山ダムに使用されたコンクリートの骨材は、ダム東側の山の原石が使用されているが、それらを分別していたところが現れていた。これからさらに水位が下がれば、懐かしい姿も見られるかもしれない。年内にもう一度、確認してみることにしよう。(これから山口なので、取り急ぎの報告です)
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撮影日:2020.12.9
※写真を撮るつもりはなかったので、カメラはなくスマホで撮影、時間の関係でダムサイトからの写真のみです。
貯水率7.7%!(12月9日現在)
水位は363.3m
水は南畑ダムへ
写真中央あたり、骨材を分別していた場所が見える(五ヶ山クロスベース屋上より撮影)
一方、南畑ダムは、、
お~満水!
平常時満水位まであと90センチ
福岡県主要ダム貯水状況(12月9日現在)
現在の貯水率は72.9%で、ほぼ平均貯水率 ただ、このところ殆ど雨が降らないので、来年どうなることか、、
《参考資料》