「小川内の杉」が動いた。2月24日の工事開始時、地盤が固くて根が離れず、4センチ上げたところで中止となっていた移植作業。その後、福岡県が原因を調査したところ、根鉢と地盤が強固に密着している部分があることが分かったという。そのため、県は地盤との剥離が容易となるよう、地盤を削り水平削孔を行っていた。そして、昨日、油圧式ジャッキで杉を保護する鉄枠ごと1.3メートル引き上げ、地盤から根を離すことに成功したという。次は、杉を架台に乗せる作業がはじまる。
今後は、移設作業経過を随時報告していきます。
以下は、福岡県HPより。
こちらは4年前。
ここにあった根っこが切られた。惨いな。
《関連資料》
・福岡県HP。
五ヶ山ダムの建設に伴う「小川内の杉」(佐賀県天然記念物)の移植について(その1)
五ヶ山ダムの建設に伴う「小川内の杉」(佐賀県天然記念物)の移植について(その2)
《関連記事》
・五ヶ山ダムで移植作業再開 県天然記念物「小川内の杉」(西日本新聞2016.3.9)