yamanba's blog

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綾 ひな山まつり

2025-02-28 22:08:38 | 日記

3月3日はひなまつり、桃の節句。女の子の健やかな成長を願うお祭りとして知られているけれど、綾まち(宮崎県)のひなまつり(というかひな壇)は一風変わっていた。

明日から山口なので、綾のまちへ買い出しに行くと、ひなまつりが開催されていた。それぞれお店の入口にひな壇が飾られ華やいでいた。まちの中に立てられた案内板をみると、「ひなまつり」ではなく「ひな山まつり」と書かれていた。あれ、「山」があるのはなぜだろう?綾ふれあい館で聞いてみると、綾のひな壇はふつうのそれとは違って、自然の草木や苔などを使った特別なものとのことだった。確かに、ひな壇をみると山だった。ちなみに、お尋ねした方は、いつか行ってみようと思っていた陶芸家の奥さんだった。

ひな壇の前に「ひな山」の説明がしてあった。それによると、女性は昔から山の神とされ、山の神が住むにふさわしいものでお祝いをしてあげなくてはという想いから「ひな山」がつくられ、それが名前の所以となっていた。長女が生まれると、ひな壇に山や川で拾ってきた巨木や石を飾り付け、奥座敷に山の神が住む風景を再現したのがはじまりで、江戸時代から続いているものだった。

綾ふれあい館には、ひな壇のまわりに石や苔で飾られた見事な「ひな山」がつくられていた。あの照葉大吊り橋もちゃんと飾られていた。さすがユネスコエコパーク綾、抜かりない。

 

撮影日∶2025.2.28

綾ふれあい館のひな山  

 

 ひな山の由来

 

 

こちらはふつうのひな壇(イサムノグチのあかりが、、)

 

 



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