♪松江豊寿中佐
「バルトの楽園」で、ドイツ人捕虜に人道的対応を行った松江豊寿中佐は明治5年生まれ。旧会津藩士の長男として生れた。戊辰戦争後斗南藩(現在の十和田市、むつ市辺り)に押しやられ、冬の荒地の開拓で旧会津藩士は苦労を重ねる。子供の頃のそんな経験が、捕虜収容所の所長になってからも反骨精神として活きているようだ。親が会津から追われた松枝中佐だが、その後会津市の市長に就任している。故郷に錦を飾った、というところだな。
ドイツ人捕虜による「第九」初演のエピソードが感動的だが、松枝所長の人となりにも興味を持った。会津若松市には子供の頃に1年間住んでいた。弟は会津の生まれ。会津の歴史も興味深い。まあ会津はいつでも行けるのだが、鳴門市も是非訪れたいな。「鳴門市ドイツ館」には、収容所の当時の模型や第九を演奏した楽団が再現されているらしい。行ってみたいなぁ~!
PS)映画の最後のタイトルバックに現在の「第九」の演奏会の模様が映し出される。その部分に関連して、ちょっと物申したいが、それは姉妹店「cafe In Chorus」のほうで詳しく・・・。覗いてみてちょうだいね!