ふろしき王子のブログ◎
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僕は浅草生まれで30年暮らし、父も浅草、祖父は神田というそこそこの江戸っ子なのですが、

いまや既に、いっぱしの江戸弁なり東京弁たるものは街からほとんど消えてしまっているでしょう。

関西弁などいまだまさに健在ですが、東京弁は・・・氣だてはいいが口は悪い、早口、そんなくらいでしょうか。

大正の神田生まれの祖父ならば、若い時分にゃ「がってんだ」「あたぼうのこんこんちきよ」なんて
云ってたかもしれませんが、もはやそんな言葉が日常に飛び交うなど夢物語。

逆に僕など、古語や各地の方言を織り混ぜて日記を書いているようなふっつか者だす。

風呂敷においても、関西人は「ようくくりはるなあ」と、結ぶよりもくくると仰います。
(「くくる」ってたこ焼き屋ありますね)。9月9日うまれなので、くくるという響きも好き。

ふろしきを背負うことを、僕は「背負う(しょう)」っていいますが
福岡人は「からう」って表現します。はじめて聞いたときも、文脈もあり意味が通じましたが

なんだか、「からう」方が楽楽で、体格がでんとしている感じがします。
「しょう」は、んしょって精一杯重い荷物を背負っている感じがして、
きびきびしい細身の江戸っ子にぴったりです。

関西は「ど真ん中」で、東京は本来「まん真ん中」ですね。
濃いのよりもあっさり好みで、濁音を使わないのかもしれません。

また、早口だから「中位」を「ちゅっくらい」と言います。

その、なぜ早口になってしまうかですが、まずは早食いも目立ちます。
僕も父も早いし、祖母も茶碗のご飯の上に佃煮などちょこちょこ乗せてさっと食べてしまうのは
うちが商売をしていて、昼休みを定時にとれずにいつでもいそいそしい風もありましょう。
そして、思うに早口の理由のひとつもまさにその、佃煮にあるでないかと。

人は、食べたものが一体となって生き続けていくから、食べ物の性質が自らの体質氣質にも影響すると
考えたときに、佃煮の小エビなり小魚(ハゼの子など)は、もともとぴゅんぴゅんと素早い存在です。
だから、食べた者もそのように小早くノリ移って、早口でせっかちになっちゃうのではないかと。
江戸前(東京湾)はもともと広大な干潟と浅瀬で、魚介類のきっての産卵場所ですから、
小魚も豊富に採れて、つくだ煮が普及したのでしょう。

毎朝のお子さまのお弁当作りへのすごい情熱と手間暇時間をかける昨今のおっ母さん方、
それが楽しいならば佳いことですが、ときに大変で疲れている日もあるだろうから、
昨日のご飯と佃煮を込めれば1分であがりますよ。

江戸=東京ではなく、様々なお郷の人がたの集まっているのが
東京ですから、僕は色んな地方のすてきな言葉をまぜながら、自分なりの
東京弁になっていけばよいと思っています。

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地震が起きたら、ビルなら3階~5階に避難するとよいという。
1,2階は潰れる可能性が高い。あまり高い階まで行ってしまうと、飛び降りる事態になったとき危ない。
津波の場合は、3階以上の高さになるときもあるので話は変わる。

僕は中央線の神田駅を使うことが多いのですが、この先そこで震災にあって家まで歩いて帰るとなると、
まずは九段下まで行って、そこから新宿まで靖国通り、新宿から甲州街道をひたすら歩き、
日野バイパスと合流する。36.5kmの距離で、徒歩では10時間くらいだろうか。
自転車があれば3時間で間に合う。

水筒と携帯浄水器があれば、あとは風呂敷で防寒も可能。歩けば暖かい。
休憩しながら、何かカロリーは必要となろう。デーツ(なつめやし)の乾物を携えとくとよいかな。



風呂上りに風邪を引く仕組みを聞きました。
湯冷め、とはいいますが 特に濡れた髪から氣化熱がとられて体温が下がって血行が悪くなるのだろう、
くらいに考えていましたが、実は石けんやシャンプーとの関係も。

体の免疫力は、体内の白血球のマクロファージやリンパ球のNH細胞が対応する前に、
まずは皮膚に棲みついている乳酸菌などの常在菌がウイルスや病原菌から守護している。

入浴時、シャンプーと流れ落ちるその泡、石けん、入浴剤によってその常在菌が多く死んでしまう。
しばらくたてば、生き残りや体内(口から腸までみなつながっている)からの菌がまた定着して
免疫機能を担うが、それまでの湯上りの無防備な間に、ウイルスが肌に付いて、毛穴から体内に侵入する。
ウイルスは、菌と比べても大変小さい。

最近は、石けんやシャンプーの使用をやめる人も徐々に増えて、その体験談に風邪をひきにくくなったという
声が多い。脂汚れが大きいときは重曹をとかした水や湯でタオルでこすっていれば落ちるし、
お湯と水の交互で髪を洗って清浄にする方法もある。また、はじめは脂でべとついていた髪も、
シャンプーや石けんでとられない分、必要以上に出なくなって、体質が変わっていく。
元々、入浴に石けんを使う国や歴史は限定的なものであるし、野生動物は常在菌との共存で
汚れは分解され、体臭がない(糞は縄張りのために臭いがある)。



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