ふろしき王子のブログ◎
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かご  


行商の方が野菜を込めた大きな風呂敷包みを背負っていますが、
直接お芋ごろごろではなく、かごに入れてから包んでいます。

籠は文字通り竹かんむりですが、竹のほかに柳やアケビ、山ぶどう等あり、
竹にも太い孟宗竹から、物干しサイズの真竹、細い篠竹(すずたけ)などがあります。

柔軟性と両面ともの滑らかさは柳(コリヤナギ)がいっとうで、
スズ竹もまた魅力的。
フタ付きがおすすめで、A4のクリアファイル入るとグー。

きっちり閉めるならフタをして風呂敷、
オープンにするなら
フタと重ねてから風呂敷で包み取っ手をつくる。

僕は籠は持ち歩いていませんが、風呂敷や手ぬぐい、ひもとの
併せバリエーションの選択肢として、とても面白そうな愛てむです。

ひもと風呂敷の間として、ただの四角い網もまた、
機能的な夢のある素材。

どれにも共通するのは、まだ目的の形になっていない
素材そのものであり、必要に応じて臨機応変に自分でこさえ、
用が済めば元に戻して他に使い回せること。

切ったり貼ったりせず、そのままのまま、
視点や組み合わせを変えて居場所を与えて生かすこと。

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風呂敷と比較されやすいものは、
革カバン、布トートバッグ、化繊エコバッグ、手ぬぐいなどがありますが、
加えて、梱包材として ひも もまた、対象として興味深いものです。

しかし現在において、単独のひもを様々に使いこなすなど、
もはや手品師くらいでしょうか。

ひももまた、風呂敷の如く無限の多機能性を秘めたものですが、
おべんと包みで基本何でもつつめる風呂敷と比べると、
多少専門性と技術的難易度が高い雰囲氣もあります。

例えば荷物を一周して、真結び(かたむすび)なり蝶チョ結びで留めても、
物が重かったりつるつるしていたら抜け落ちるかもしれません。
ずれにくさは、設置面積と摩擦によるので、
ふろしきのように全体で包みこめば大丈夫ですが
ひもの場合は、互いの素材や締める強さによって
結び方を変えなければつとまりません。 

接地面をふやすためには、一重よりもふた回りした方がよいですが、
そうなるとひもはある程度の長さが必要となりますし、
持ちやすくするために取っ手も結んでつくるとなればなおさら。

そこでおすすめは、はじめから両端をしっかりと真結びしておいて、
輪っかにしたひもを使うことです。
これならば、一周だけでも二重になるし、結んだ端は2つの輪になり持ちやすい。
2本取りにより真結びが食い込みすぎなくてほどく難くない。
長さは、多目的ならば230cmくらいを結んで
1m強の輪にします。
腰を一周して結べる長さが目安。

荷物が大きくなければ二周して四重と手堅くなるし、
十字に(折詰のように)してもよいです。
ひもの素材は、好きなひもを使うことが大切ですが
滑りにくい素材や太さ(幅)がよいです。
簡単に包み留めるなら、両端の輪それぞれに親指と人差指をはめて、
対する輪のひもを引き合う×2のニューヨーク結びがおすすめ
(簡単です)。

他にも、輪のひもの活用法と結び方は沢山ありますし、
これを入口に、好きな人は色んなひも結びを修得したらよいでしょう。

先にあげたサイズでは長すぎるという方は
110cm程度のひもを輪(50cm強になる)にして使い、
足りないときはほどいて1本で使ったり、
輪の状態を2つ以上携帯して、大きい荷物には
輪のひもを2つつなげて使うのもよいです。

そんなこんなでひももまた面白く、さらに風呂敷とひもの
併せ技も便利(風呂敷のかどにひもを結びつなげたり
風呂敷包みの上から補強でひもを巻く等)です。

ふろしき、手ぬぐい、ひも、シュシュ、カゴ それぞれ特性があるので
たのしく組み合わせて生かしながら
探究をふかめて、よりシンプルで多機能技を導いていきたいと思います。 

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