先週、三浦半島西岸の濱で焼かれた肩は赤赤と色づいて
数日間ひりひりと火照っていた。ヤドカリが如くつかみ登る
子たちにいたぶられながらも、ようやく熱が引き、
早くもぺろぺろと皮が剥けてきている。
お盆過ぎたらクラゲ寄ると云うのもあり、今週また同じ海へ
遠征し、できれば着衣で海に浮く練習も息子としようと。
眼上にはスカリと青い空に真白い雲が
360度ぐるりと広がる。
波まかせにちょっとずつ流されていく。
浮き世における、悲しくも愛おしき重力の抵抗から
解き放されて、ただたぽんゆらんと平成の相模湾にたゆたう時間。
お土産に頑張ってスイカを抱いて帰ろうか。
車も無く、準備も当日。非効率で遠回りの生き方。
でもかえってそれがいちばん早い場合もある。
ある目的が達せざるとて、途中経緯の中で
他の目的が自然と片付いたりするのだ。
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