昨年の秋、とあるオフィスのグッピーの水槽に、我が家の庭の
池でふえたミナミヌマエビを、5匹ほどおすそ分けした。
あれから2ヶ月ほどして、なんとエビは殖えにふえて、
大袈裟ではなく1000匹ほどになっていた。
まず、オフィスの水槽は90cm幅と大きく、さらに熱帯魚なので
いつも水温が24℃前後で温かいため、年中繁殖できるのだ。
初めの頃、いっときエビの姿が見えないと思っていたら、
繁った藻の中でお腹に子を抱えていたらしく、その後、
一斉に無数の稚エビがお目見えしたのだ。
それで、逆に僕が逆輸入のように、ナマズの餌にしようかと
いくらか持ち帰り、さらに何人かに配ったが、まだまだ
いっぱいで、今日もふえつづけ、底のソイル
(砂利のように敷く土の粒)を覆い尽くすほどの数です。
魚の死体は食べますが、基本的に草食で、生きた魚を
捕えたりはしません。普段はグッピーの餌を一緒に食べているようですが、
足りなければ水草を食べ尽くす可能性があるので、
何か対策が必要です。
そこで、ここにうちで飼っているドジョウを入れてみる予定です。
ドジョウはミジンコなどの微生物を食べるので、稚エビは食べそうです。
だけど、もしもどぢゃうでも効果が薄ければ、いよいよ最終兵器?
ナマズの出番です。ただし、20cm以上の大きめナマズでは本当に一晩で
全てのグッピーもエビも飲み込んでしまいかねないので、
小さめの10cm程のナマズを、パートで夕方1時間だけ放魚するくらいが
よいでしょう。
そして、急に温かい熱帯魚の水に入れるのはよくないので、
袋や容器ごと水槽に入れて、水温を合わせてからにします。
ナマズは既に家で飼いつづけているので、川のウイルスの心配は減っていますが、
もしも本当にグッピーの水槽に放すなら、事前に部屋の中の別の水槽で
しばらく飼ってからがよく、お水に塩を入れると多少の殺菌になるようです。
逆に、単に殖えすぎたエビやグッピーをすくってナマズの水槽に入れるという手も
ありますが、夏場でなければグッピーの方はつめたい水で弱るのと、
やはり、氣持ちの問題で、餌として捕えることに何となく抵抗があるので、
上手くナマズから逃げ切ったグッピーに残ってもらおうという、自然界の
法則でいきたいと思う。
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