日々、目にするものは大切というが、
毎日嗅ぐにほひに、聴く音色、食べ物、
触れるものといった五感が、想像以上に重要だろう。
先に思いがあるのではなくて、思いは五感から自然に生まれるものだ。
どんなにポジティブ思考になったり
にこにこ笑顔を作ったり、「ありがとう」
「愛してる」と百万遍唱えたところで、
五感の世界が整っていなければ、幸せのつもりゴッコに過ぎない。
散らかった部屋で瞑想したり、臭いトイレでニコニコしてるようなものだ。
今いる居場所の見た目をきれいに片付け、
美しい音楽や小鳥の唄を聞き、
花や果物に鼻をくすぐられ、指先は天然のぬくもりに触れ、
丁寧にこさえた美味しい食事を得たならば、
難しく考えなくても、今やるにふさわしきことが
湧き上がるでしょう。
その繰り返し、積み重ね、影響を受け、与え、
善循環の 持ちつ持たれつで、世界は素適に
安定することでしょう。
| Trackback ( 0 )
|