鶴・いしい&あき

野鳥観察してます

ジャワアカガシラサギ

2023-04-08 15:46:37 | 旅行

アカガシラサギは数少ない旅鳥、または冬鳥として各地から記録がある。広島でも夏羽1個体が現れ、大騒動したことがある。

春の五島列島福江島で、夏羽個体に出会った場所と、この度石垣島で出合った場所はよく似た環境。棚田の最上段、田んぼの三方が森に囲まれていた。二度見たアカガシラサギ、こんな場所が好みなのかなー

棚田最上段の田んぼに4羽いた場所を案内してみてもらったら、一番手前に居るのがジャワアカガシラサギと教えてもらった。3羽とは少し距離を置いて別行動していて近くに来てくれ、その個体ばかりを撮っていた。

ジャワアカガシラサギの特徴は、全身が薄い色と正面の縦斑も薄いし、少し細く、警戒心もすこし薄いらしい。地元N氏の話では、ジャワアカガシラサギは越冬するが、夏羽になる前に抜けるとか。

写真は1~2番はアカガシラサギで、後の5点はジャワアカガシラサギ。


ズグロミゾゴイ

2023-04-04 17:36:19 | 旅行

石垣島では留鳥のズグロミゾゴイ。よく茂った常緑広葉樹林に棲息し、見るのは難しいのではと思っていたら、手入れされた芝生の上、それも目線の高さ。3個体見せてもらった。

ズグロ 頭が黒と言うことだが、額から頭頂、冠羽までが黒い。この黒い冠羽は雄の方が雌より長い傾向があると図鑑。2個体並んでくれ冠羽の長さの違いが分かり、ペアーと判断したが。

あとの1個体は白と黒のまだら模様であるが、赤褐色羽が首から上に出ていることから、昨年生まれの若鳥になるのだろうか。初めての出会いで、図鑑だよりのズグロミゾゴイ。嘴の付け根から眼の回りのブルー色。ズグロミゾゴイにとってこのブルーはどんな役割を持っているのだろう。

 

 

 


クロヅルの水浴び

2023-04-03 15:48:21 | 旅行

昨年10月に続いて二度目の石垣島(3月27~31日)。この時期鳥たちは一番少ない と地元バーダーの話であった。カタグロトビがチラッとでも見れればいいかと思っていたが、マンネンビギナーの私どもいろいろ勉強して帰って来た。

まずは クロヅル。冬鳥として鹿児島、出水地方では毎年複数が渡来。他の地域では稀で単独で渡来とある。6年振りに島根斐伊川河口周辺の農耕地で、2022年3月、早朝ツル一羽に出会った、この時初めて出会ったクロヅルであったが、すぐ西の空高く一気に飛び去って行った。石垣島では正月前から居るクロヅル。なかなか見られないと地元バーダー。

3月30日 明け方まで激しい雨が降り、日中は曇り空。昼過ぎ、草を刈り取られ新しく緑に変わった牧草地の真ん中あたりに水たまりあり、一羽のクロヅルがやってきて、4分間以上も水浴び、羽繕いし飛び去った。車中からの観察であったが、水浴びだけの目的で、水浴びが終わり羽繕いをしたら、ゆっくりと飛び去って行った。ここまで来てクロヅルの水浴びなんて、ラッキー

 

 

 

 


石垣島 カンムリワシ

2022-11-04 10:42:24 | 旅行

1981年プロカメラマン宮崎学氏が、西表島でカンムリワシの巣を発見、大ニュースとなった。今では日本の西表島と石垣島だけに棲息するが、石垣島の方が数が少ないとある。しかし石垣島ではシンボルマークになっていて、町内、観光パンフレット、ホテルにもカンムリワシが見られる。

石垣島の初日16日、曇り空、風が少々強い中案内してもらった所で電柱の上にいた。車から出ても警戒はしないと地元のN氏。この旅でカンムリワシに会えるのは、これっきりかと思いまずは証拠写真。だけど絵にはならなかった。18日帰りの日、午前中時間があり、いなくてももともとカンムリワシがいた所へ行って見た。今度は木に止まっていて、横から前から後姿を撮らせてもらい、石垣島のいい土産が一つ揃った。

この度は飛翔は無かったが、全長55センチノスリ大の大きさである。以前我が家にやって来たカンムリワシはフクロウが羽を広げた姿より、倍以上はありそうなデッカイ、正にワシと思った。我が家から吉田町に飛び、もっと山奥の庄原の比婆自然博物館へ。西表島のすぐ西側の台湾にも亜種のオオカンムリワシがいて全長約70センチと帰ってきて、台湾の図鑑カンムリワシのページを開いて見て解った。

カンムリワシの風切は小羽枝が毛状になっていて密生しているので、殆ど羽音を立てずに飛ぶことができる。と図鑑説明。次回飛翔シーンに出会ったら、フクロウのように羽音を出さないのか確かめてみたい。

 


石垣島 冬羽のレンカク

2022-11-03 17:28:07 | 旅行

蓮などの浮葉の植物の上を歩き回り、根や茎などを食べる。水性昆虫も捕食するレンカクと予備知識は持っていたが、冬羽は初めてである。地元N氏にレンカクがいる所を教えてもらい現場へ行った。橋の上から川を見下ろすとスイレンの群生がありここにいる、いたのだと思い時間を置いて二度目覗いてみたら、バンが駆けだして行っただけ。

諦めていたらN氏がこっちだと案内してもらったのは、別の橋のすぐそば、水が張ってある田んぼでその奥に居た。これじゃー地元の人でないと分からない。三度目でやっと出会った。車中に居ると寄ってくるからとN氏はこの場を去った。この田んぼには、コサギ、ダイサギ、アカガシラサギ、クロハラアジサシも水面の上を飛び回っていた。この時は陽も差し、レンカクの長い後頸の黄色の鮮やかさが印象的に残った。近距離で見る足指の長さにも驚きである。

帰って改めて図鑑のページを開いて見た。跗蹠は57ミリメートルとあるが、足指はその倍以上の長さはあるように見えた。特に後趾の爪は非常に長い。水面をハスやスイレンが覆う泥沼に棲み、翼角に角質の突起があるので「連角」と図鑑説明。

スイレンの群生を見てレンカクはここじゃーと思ったが。

虹彩が黄色は第一回の冬羽かも

足指の長さが説明できるシーンを見せてくれた。

夏羽の尾は約30センチとあるが、冬羽は短い。

後頸の黄色というか金色を見せてくれた。

水性昆虫を捕らえた。

黒く丸い種のようなものを銜えた。