鶴・いしい&あき

野鳥観察してます

さえない一日

2010-03-30 21:08:00 | 鳥撮る
   
先週より鳥たちの種や数が多くなっていると期待して出かけた。しかし前回居たツクシガモ、ホウロク、セイタカシギ、シロエリオオハム、タカブシギ、タゲリ みな抜け、モズの子育ても終わってしまい動きが無い。干潟を見てもなーんにも居なく手持ち無沙汰。コチドリ ちょこちょこばらばら、タシギも数は増えたが隠れたり出たり、それでも手持ち無沙汰。
そんな中、時代劇に出てくるエジプト人を思わす赤い目と黄金色の飾り羽のハジロカイツブリ1羽のみ。後は越冬組のムナグロとオジロトウネンで一日は終わった。



耳飾りを思わす長い黄金色の飾り羽はうまくゲット出来なかった。



越冬のムナグロ3羽、やっと繁殖羽の黒色が出てきた一個体。



スズメの大きさで近ズクのを待つこと一時間半やっと射程距離に
入ってくれた。越冬は2羽と地元バーダーの話。



越冬個体、2007~2010年の春、四年連続で同じ場所で出会う。
採食中時々頭掻き、可愛いポーズを見せてくれる。



昨年の4月30日同じ場所で出会った個体。一ヶ月もすればこんな夏羽に変身するかも。
浅い場所で水浴び、尾羽の外側の白を見せてくれた。




春の真っ黒クロスケ

2010-03-25 20:39:00 | 鳥撮る
   
冬のフイールドで200羽前後のタゲリを毎年見ていて、枯野の冬鳥でシギ・チドリの仲間と言う意識は無かった。
春のフイールドにもタゲリ。夏羽に変身している雄の姿を見、改めてチドリ目チドリ科の仲間と認識した。
長い冠羽、幅広の翼、光沢のある緑、紫等々、他のシギ・チには見られない特徴が有り美しいチドリである。kirakira



頭顔喉首胸が真っ黒になるのは♂の夏羽。腹部の白との対比が
お洒落である。



光沢のある緑を狙っていたが、羽づくろい時不思議な色を
見せてくれた。



他の鳥には見られない、先端にいくほど幅広の翼である。



フイールドは春

2010-03-24 20:51:00 | 鳥撮る
   
地主のモズ夫婦、もう子育てでお忙しく飛び回っている。
昨日(21日)マークしておいた真っ黒くろすけのタゲリ。背の光沢の緑、紫等美しい色も欲張りたいと背景、光、ポーズを計算しながら長ーい付き合い。

タカブシギ数羽、これを見てやっと春のシギ・チの始まりと感じた。このシギを近づいてくれるのを土手で手弁当を食べながらゆっくりと待つ。春うららで眠気も襲う。そんな時間に防波堤から、車の横にハムだーと連絡、弁当のおかず?strawberry
幅20㍍のクリーク、車の真横にそのクリークの水に浮かぶ黒い鳥。窓を開けると音でまた逃げてしまってはと、ガラス越しに500㍉で撮影。よし証拠写真はOKだー。逃げられてもと窓を全開したが気にせず寛いでいる。改めてレンズを向けた。
防波堤にいたバーダーからシロエリかオオハムかと聞かれたが初めての出会いでさっぱり分からず。帰って図鑑等で調べ夏羽になりかけたオオハムにしてしまったが間違いかなーと画像を改める。よく見ると喉に薄い黒線こりゃーシロエリオオハムじゃーと訂正。
シギ・チをテーマにしているのに付録がまた増えてしまった。



昨年も繁殖。もうヒナに餌運び早いなー



オオハムかシロエリオオハムかと迷ったが喉に黒線これでシロエリオオハムと決まり。何度も羽づくろい、羽ばたきを見せてくれた。




春のシギ・チの世界

2010-03-23 21:25:00 | 鳥撮る
   
前回「名残り雪」を演出しましたが主役が現われず来シーズンに持ち越し。
気持ちを切り替え今日から春のシギ・チの世界。黄砂と強風の荒れた第一日目の
21日、蓮田のフイールドはまだ早いのか強風のためか鳥の姿は見られない。

そんな中北帰行の二羽、いや二機をゲット。三沢経由でアラスカ空軍基地、遅れたF16二機が帰還する戦闘機。アラスカに所属するF16は一機ずづ迷彩の色と柄が違い、日本ではなかなか見られないとヒコーキハンターヤロー達の話。
望遠レンズ500を手持ちで撮影しているが、バーダーとの違いは双眼鏡ではなく無線機。管制塔との交信を聞き、どんな機種が何時にやってくるかを把握しカメラを構える。サンカクもちと暇なので右へ並んだ。鳥たちの飛翔と比べバカデッカイお化け、ヘノカッパ、ヤゴロクではなく500ミリで撮った。
彼らは空抜けの機体しか撮らない。着地寸前カメラ目線の高さで風景が入った方が場所が分かる絵になる、こんな画像もあればいいと私流に思った。機種を求めて情報が有れば何処へでも行くと言う同じ飛びものでもバーダーとは世界が違うが―

まだ強風が収まらない春荒れの蓮田今日は明日の為の下見だけにしておこうとセイタカ1羽とホウロク2羽だけ付き合った。
ホウロク2羽とはペアーだろう、体が気持ちだけ大きく見えるのが雌と思うが画面の中に同時に二羽入ってくれない。
前日は11羽と聞いた。2008年3月11日ここ蓮田で42羽の大群、本種の本流は3月中旬~下旬に移動すると記載されている図鑑もあり、ダイシャクシギの移動も同じ時期なのであろう。
22日は穏やかな春日和、鳥たちの春、春、春を見つけた。つづく



日本では滅多に見られない迷彩色機種、他県ナンバーの車も
集まって来ていた。先週は9機の飛来があったとか。





♂と思われる個体。強風のため蓮田の水も波また波



マダラチュウヒ 幼鳥

2010-03-18 20:59:00 | 枯野の猛禽 写真集
   
2007年10月第二弾「枯野の猛禽 笠岡・阿知須・平田」自費出版の写真集  P16,17に「ハイイロチュウヒ雌幼鳥(暗色タイプ?)」と記載した。
出会ったときチュウヒより小型、ハイイロチュウヒにしては黒っぽい、主に大きなカマキリを何度も捕えていて今まで見た個体とはパターンが違うと思い、 P16,17の写真三点をワシタカ研究者に鑑定をお願いした。A4用紙二枚にこの個体の細部の説明がびっしりありハイイロチュウヒ雌幼鳥との回答であった。

それから20年以上たった2010年1月、鑑定してもらった研究者から“大変申し訳ないマダラチュウヒ幼鳥と訂正します。あの時期(1986年)ではマダラチュウヒの幼鳥情報は皆無。2000年代に入り少しずつ情報が入ってきて今だからはっきり断定できます”のメールが届いた。mail2kirakira

第二弾写真集を購入して頂いた皆さんに何かの形でお知らせしなくてはと考えていますが、取りあえずこの場で「マダラチュウヒ幼鳥」と訂正させて頂きます。smile

以前の阿知須干拓は大陸型チュウヒがスター、その中で日本初記録のヨーロッパチュウヒ幼鳥、この度分かったマダラチュウヒ幼鳥(これも日本初記録かも)そしてチュウヒ10数羽が舞いコチョウゲンボウ数羽が翔けていた草地草原の干拓地であった。
もう一昔二昔の話になり第一弾「枯野の猛禽 阿知須干拓」写真集は思い出アルバムになってしまった。
将来瀬戸沿岸部に草原性のタカが安心して棲息出来る場所を人口的に作るにしても、タカたちの生態形態を一人でも多くの人たちに知ってもらう必要があると、改めて痛感している。



第二弾写真集のP16,17に掲載した写真。
KR64ポジで撮影した写真をスキャン。





阿知須干拓のスター大陸型チュウヒ♂
6シーズン付き合ってもらった。この時は距離25㍍での撮影。