コゲラ君が言うのにはコツコツじゃない、コツッコツッコツッ、コツッコツッコツッと瞼を閉じて頑張りんさいと。コツンと嘴を突っ込んだ時、目を閉じるのは目の防御じゃないの、とコゲラ君に聞き直す。いやいや瞼を閉じれば見えるものが見えてくるがなー、一度やってみんさい。
地元のバーダー、「もうこの場所にはハイイロチュウヒは出ません」と言うがコゲラ君の励ましで気を取り直し夕方まで目を開けて頑張ってみた。
二個体が時間差で現われ同じようなハンティング飛翔行動が見られた。
地面の獲物を狙うのではなく草地の上をスピードに載っての飛翔。草むらにいた小鳥たちがタカの気配を感じ一斉に四方へと飛ぶ。飛び上がったその一瞬をタイミングよく趾でキャッチすることが狙いなのか。成功は今まで何度か見ているが、これを外すと後は追跡。しかしこの行動は成功率が低いようだ。
この場所は地面の獲物(ネズミ)が捕れなくなった、捕りにくくなったのでスピードに乗っての追い出しハンティング行動。
年寄りはこのスピード飛翔、ヤゴロクで付いていけず目をしっかり開け心に焼き写した。
そして瞼を閉じるとハイイロチュウヒの追い出し行動を後方からコチョウゲンボウがつきまとい、追い出した小鳥を狙うシーンが鮮やかに思い出された。
今日前半はドジってばかりであったが、後半終わりよければ全てよしの晴れマークで日が暮れた。
初めに現われた虹彩の黄色の個体。下ではなく正面を向いての飛翔。
二度目に現われた個体は虹彩が赤褐色。草地に降りたが直線状に
スピードある飛翔を繰り返していた。