今年の梅雨時期、僅か二週間で梅雨が明け、日本に台風4号。前線停滞、線状降水帯等々、変化の激しい気候であった。ミツバチスタジオは四回で終わり、イメージした出会いは無かったが、それなりの収穫はあった。
今までスタジオ内で何十回とハチクマが、飛び立つシーンを見てきたが、この度一歩踏み込んだ見方ができた。鳥たちは飛翔目的によって、翼の位置、角度を変える。それぞれの羽は飛翔しやすいように、違った役割を果たしている。何時も見慣れているハチクマの飛び立ちのシーンであるが、その一部分を私なりに初列風切の動きが見えてきた。
飛び出す時、両翼を真上に上げるが、正面から見ると翼の風切り側を内側にしている。
体勢を低くし、上に上げた尾羽を開き気味にし下に向ける、両翼も開き上に上げ、趾で蹴り体を浮かす。(1)
翼を打ち下ろす時、初列風切は手の指のように広げ、抗力を軽くする。(2)
翼の先端部分は頭より前に出して後方に打ち下ろす。(3)
翼を上げる時、上腕を上に上げ、腕骨を折り曲げるようにして、後から風切部分を上に上げる。この動作も、抗力を軽くしている。(4)
上腕を上げたまま、風切を上げようとしている。(5)
(1) に戻りこの羽ばたきの連続。(6)