鶴・いしい&あき

野鳥観察してます

ハイイロチュウヒ-幼鳥雌

2022-11-29 16:13:41 | 鳥撮る

ハイイロチュウヒが目的では無かったが、幅約80メートルの水路の上、それも低空での飛翔で一日の内何度か目の前を通過する。スピードがありファインダーで追いかけるが、長く伸びている葦が邪魔をしてチャンスがあまりない。

この個体は虹彩が黄色ではなく暗褐色に見える。腹の褐色の縦斑(成鳥雌の腹は木の葉型の斑が縦に並ぶ)翼上面、上雨覆等の羽縁の白さがはっきり見える。

2018年にハイイロチュウヒの写真集を自費出版している。雄、雌の成鳥過程、幼鳥二年目、三年目成鳥プロセスと塒入り等の生態を、30シーズンの観察をまとめた写真集である。この経験からこの度の個体は幼鳥雌と判断した。

 

 

 


チュウヒ 笠岡

2022-11-18 18:32:20 | 鳥撮る

11月16日から山陰へと予定していたが、急遽変更。変なチュウヒがまだいるかもと連絡があり笠岡へ。だが、晴天の二日間一度も出会うことは無かった。もう三日も四日も姿を見ていないと地元バーダーが話していたが、前回の場所で待ちに待ったが、現れなかった。

水路の幅は約80メートル、土手の内側両サイドは草刈りが行われ、目の前の風景が変わっていた。ベニマシコ、ホオアカ、セッカの小鳥たちが顔を出すが、遠く双眼鏡の中だけ。水路の中央は水位が浅いが、魚も見られ、カモたちも飛び上がったり降りたりしてた。

水路の上を一羽のチュウヒが、目の前に現れたが横切って行っただけで、二日間は終わった。よく見れば普通タイプの個体。中央尾羽は灰色で横帯は無いが、外側尾羽は淡い褐色で、横帯が6本見えた。

 

 


チュウヒ 越冬個体

2022-11-12 14:37:59 | 鳥撮る

今シーズン冬のマイフィールドに、テーマのチュウヒに会いに出かけた。夕方の塒入りと翌日朝の塒立ちを観察した。始まったばかりかまだ幼鳥1と成鳥雄2個体だけを確認。遠くオオタカ成鳥の後姿もファインダーで出会った。

11月8日朝日の陽射しを背に待機。目の前の上空でまだ斜光の中で、幼鳥と成鳥雄のバトルを見た。幼鳥は追いかけられ、成鳥雄よりは低く逃げていたが、逆に雄成鳥より高度を上げ、幼鳥が反撃かと思ったが、やはり雄成鳥が幼鳥の下方からも追いかけていた。一分は続いたがそのうち二個体ともファインダーから消えた。

おまけが続いた。

あき運転、帰り道防府二号線で左車線を走行中、急に目の前にポリさんが三人、止まれの大きな旗を持って車の前に飛び出してきた。模範運転走行だったのにやられたか~?と一瞬違反切符の金額まで頭の中。目の前でポリさん左へ誘導せず、後方から右側車線を走って来た車を停めて、私の車の前、左側に誘導した。その後目の前のポリさん、止まれの大きな旗を丸めて、一礼して行ってくださいと合図。その後も秋空の中を模範運転で帰広しました。フフフ。

 

 


変なチュウヒ

2022-11-10 15:58:17 | 鳥撮る

変なチュウヒが来ている、確認するようベテランバーダーお師匠さんの命令で?、即出かけました。尾羽全体が灰色一色で、地元バーダーたちは大陸型チュウヒで、このタイプはここでは初めて現れたと言っていた。

11月1日 曇り空が続く中、尾羽全体が灰色の変なチュウヒの形態が観察できた。4~5日滞在していただけで、今では一度も姿を見る事が無いと地元バーダー。一日だけであったが、私にとってはラッキーな出会いだったカモ。

尾羽全体が灰色一色の個体は、冬のマイフィールドで今まで二個体の出会いがあり、この度の個体と比較してみると、形態は類似していた。1995年初めて大陸型、国内型と言われるようになり、今では図鑑でもこれが適用されている。近年北海道では、大陸型チュウヒ、ズグロチュウヒの繫殖行動が観察されていて、大陸型、国内型の判断は難しさがあるようになってきた。

40シーズン中国地方で、越冬チュウヒをテーマにしてきた私の場合、ヨーロッパチュウヒと比較する為、「東側諸国のチュウヒ」として個体、形態を説明するだけにとどめている。この度の個体は大陸からやって来たのであろうが、はっきりした説明は難しさがある。

 

 

 


石垣島 カンムリワシ

2022-11-04 10:42:24 | 旅行

1981年プロカメラマン宮崎学氏が、西表島でカンムリワシの巣を発見、大ニュースとなった。今では日本の西表島と石垣島だけに棲息するが、石垣島の方が数が少ないとある。しかし石垣島ではシンボルマークになっていて、町内、観光パンフレット、ホテルにもカンムリワシが見られる。

石垣島の初日16日、曇り空、風が少々強い中案内してもらった所で電柱の上にいた。車から出ても警戒はしないと地元のN氏。この旅でカンムリワシに会えるのは、これっきりかと思いまずは証拠写真。だけど絵にはならなかった。18日帰りの日、午前中時間があり、いなくてももともとカンムリワシがいた所へ行って見た。今度は木に止まっていて、横から前から後姿を撮らせてもらい、石垣島のいい土産が一つ揃った。

この度は飛翔は無かったが、全長55センチノスリ大の大きさである。以前我が家にやって来たカンムリワシはフクロウが羽を広げた姿より、倍以上はありそうなデッカイ、正にワシと思った。我が家から吉田町に飛び、もっと山奥の庄原の比婆自然博物館へ。西表島のすぐ西側の台湾にも亜種のオオカンムリワシがいて全長約70センチと帰ってきて、台湾の図鑑カンムリワシのページを開いて見て解った。

カンムリワシの風切は小羽枝が毛状になっていて密生しているので、殆ど羽音を立てずに飛ぶことができる。と図鑑説明。次回飛翔シーンに出会ったら、フクロウのように羽音を出さないのか確かめてみたい。