1981年プロカメラマン宮崎学氏が、西表島でカンムリワシの巣を発見、大ニュースとなった。今では日本の西表島と石垣島だけに棲息するが、石垣島の方が数が少ないとある。しかし石垣島ではシンボルマークになっていて、町内、観光パンフレット、ホテルにもカンムリワシが見られる。
石垣島の初日16日、曇り空、風が少々強い中案内してもらった所で電柱の上にいた。車から出ても警戒はしないと地元のN氏。この旅でカンムリワシに会えるのは、これっきりかと思いまずは証拠写真。だけど絵にはならなかった。18日帰りの日、午前中時間があり、いなくてももともとカンムリワシがいた所へ行って見た。今度は木に止まっていて、横から前から後姿を撮らせてもらい、石垣島のいい土産が一つ揃った。
この度は飛翔は無かったが、全長55センチノスリ大の大きさである。以前我が家にやって来たカンムリワシはフクロウが羽を広げた姿より、倍以上はありそうなデッカイ、正にワシと思った。我が家から吉田町に飛び、もっと山奥の庄原の比婆自然博物館へ。西表島のすぐ西側の台湾にも亜種のオオカンムリワシがいて全長約70センチと帰ってきて、台湾の図鑑カンムリワシのページを開いて見て解った。
カンムリワシの風切は小羽枝が毛状になっていて密生しているので、殆ど羽音を立てずに飛ぶことができる。と図鑑説明。次回飛翔シーンに出会ったら、フクロウのように羽音を出さないのか確かめてみたい。