春のシギ・チのシーズンは先週で区切りをつけた。蓮田干潟と広い視界から、30日樹木の生い茂った山へ潜り込んだ。
谷を挟んで右の山が植林、左の山が原生林。昨年一度この場所へ出かけた時、右側からは尾の長いペアーを見、左側は赤い鳥が飛んだ。
一年後の今日、期待して出かけたが鳥の気配無く、谷を流れ落ちる水音だけ、数時間で切り上げた。
田が数枚ある谷へと移動。田んぼを覗くと田植えした直後かオタマジャクシがうじょろうじょろ。これならサシバの食は困らないなぁーと、雲一つない空を見上げると一羽のサシバ。カケスのペアーも上空を何度か往復、ブッポウソウも出てきた。
福江島では5月27日10羽確認されている。あんたたちも東シナ海を渡り福江島経由でやってきたのかいと聞いてみたが、聞こえないのか雄がせっせと働いていた。
♀は威張っているのか枝に止まって動かない。
♂は飛び立っては虫を捕えて♀の側へ帰ってきて口移しにプレゼント。
風が強くてあまり捕れなかったみたい。
ブッポウソウと鳴かないブッポウソウの、しわがれ声のゲッゲゲゲーゲゲゲッが時々谷間に響きわたった。