鶴・いしい&あき

野鳥観察してます

ブッポウソウ

2010-05-31 21:19:00 | 鳥撮る
   
春のシギ・チのシーズンは先週で区切りをつけた。蓮田干潟と広い視界から、30日樹木の生い茂った山へ潜り込んだ。

谷を挟んで右の山が植林、左の山が原生林。昨年一度この場所へ出かけた時、右側からは尾の長いペアーを見、左側は赤い鳥が飛んだ。
一年後の今日、期待して出かけたが鳥の気配無く、谷を流れ落ちる水音だけ、数時間で切り上げた。

田が数枚ある谷へと移動。田んぼを覗くと田植えした直後かオタマジャクシがうじょろうじょろ。これならサシバの食は困らないなぁーと、雲一つない空を見上げると一羽のサシバ。カケスのペアーも上空を何度か往復、ブッポウソウも出てきた。

福江島では5月27日10羽確認されている。あんたたちも東シナ海を渡り福江島経由でやってきたのかいと聞いてみたが、聞こえないのか雄がせっせと働いていた。symbol4



♀は威張っているのか枝に止まって動かない。
♂は飛び立っては虫を捕えて♀の側へ帰ってきて口移しにプレゼント。
風が強くてあまり捕れなかったみたい。  





ブッポウソウと鳴かないブッポウソウの、しわがれ声のゲッゲゲゲーゲゲゲッが時々谷間に響きわたった。


オオソリハシシギ の尾羽

2010-05-28 21:26:00 | 鳥撮る
   
図鑑を開いて見ると「本種の尾羽は白と褐色の横じま」と説明あり。note
9月に出会った幼鳥はその横じまを見せてくれた。雄も尾羽は同じ横じまを確認、が雌は違っていた。5月に出会った雌は尾羽全体が灰褐色の個体と、尾羽の羽軸から内弁は横じまになっている個体を見た。

雌は成鳥過程の中で、白と褐色の横じまが消えていくのであろうか。それとも亜種と言うことなのか。
今の時点、私には答えが見つからないが、もっともっと数を見る必要があるのだろう。



9月広島市内二級河川の河口で出会った幼鳥。



♂の尾羽もはっきりした横じま。



春、尾津(上)と有明海(下)で出会った♀個体の尾羽は灰褐色。





オオソリ の採食と寛ぎ

2010-05-27 21:44:00 | 鳥撮る
   
尾津蓮田内に現われると、近距離でゆっくり付き合うことが出来るが単独かペアーの2羽。
大きな群れは佐賀有明海。二年前、大潮の5月を狙ってムツゴロウのいる有明海に出かけた。



蓮田の泥の中へ嘴を根元まで突っ込み幼虫などを引き出し、
水のあるとこへ行き泥を落として飲み込んだ。
銜えた来ては水で泥を落とす、洗うと言う動作を繰り返していた。





有明海、潮が止まった短い時間帯200羽以上の大群が同じように寛いでいた。


一万㌔以上無着陸飛行

2010-05-26 20:36:00 | 鳥撮る
   
ハイテクの現在、人口衛星追跡調査で越冬地のニュージーランドから中国、韓国、アラスカへと一万㌔以上を一週間から八日間かけて無着陸飛行の渡りをするオオソリハシシの事が分かってきた。

日本に姿を見せる本種も南半球から一気に渡ってきたのであろう。瀬戸沿岸部は大きな群れは現われない。尾津蓮田では毎春チュウシャクシギの100羽前後の群れの中に数羽、混群でやってくる。
今春は多い時で6個体、その中に婚姻色に染まった個体もいた。



♀の方が体が一回り大きく♂よりは淡い色をしている。





嘴も♀の方が長くて太く見え、♂は細く♀よりはに向かってる。


雨にも負けず

2010-05-24 21:43:00 | 鳥撮る
   
土曜日からやまない雨の日曜日、雨にも負けずマイフィールドへ。
バーダーはだれも、お百姓さんの車も無く、強く降る雨の中ブルーの車が一台。
防波堤で、チュウシャクシギもみな旅立ったのか、広い干潟にソリハシシギ1羽を見ながらブルーの車中で遅い昼弁。

そこへパトカーが車の前に止まり左側から若いポリさんが出てきて免許証拝見だと、テロ警戒中とか。
バカたれが毎週このブルーの車の側を通りぬけているのに、何をパトロールしているのだ、と言いたかったが素直に免許証取り出す。名前をわざわざ再度確認して、怪しいものがいたら連絡してくださいと強い雨降る中を去って行ったが、帰りがけにまたこのパトカーとすれ違った。
検問を受けた時、尾道のKWさんが側にいたら、この若いポリさん最敬礼をして失礼しましたと、私の頭の中をこんなシーンが横切った。

それだけシギ・チはいなく暇。あんたも好きねーと雨降る中慰めてくれたツバメのお母さんのながし。  



我が家の出入り口の正面2,5メートルの上にツバメの巣。
もう8年連続♂♀の尾羽はバッチシ。この個体は♀