2023年のミツバチスタジオはアッと言う間に終わったが、毎シーズンイメージしていた日光浴シーンにやっと出会った。スタジオには抱卵期だけ現れ、個々の食欲を満たすだけのハチクマの雄と雌。日光浴目的だけに現れる個体もいる。毎シーズンではないが以前から、このミツバチスタジオで日光浴は行われている。
週末日曜日だけ観察の私は、今シーズン6月20日初めて念願の日光浴シーンに出会った。それもこの日だけで同時刻に雌2個体、1時間おいてまた同時刻に雌3個体が日光浴。それぞれ巣が離れているが気象温度等を把握し、同時刻にスタジオに複数で現れて日光浴。捨て巣を求めてやって来る時も複数の事も多い。
あまり鳴かないとされているハチクマ、スタジオでは姿は見えないが相手を呼んでいるかのような声や、鳴きかわしているような声も何度も聞こえてくる。スタジオ内で姿を見せ枝に止まり嘴を大きく開け、高い声で12分間も鳴き続けていた雌も観察された。鳴き方は目的や意味があるのであろうが、明解な答えは難しさがある。
他のタカ類にはみられない、ハチクマの複数行動の社会性をこのスタジオで見せてくれたが、なぜなぜが多い不思議なタカである。