鶴・いしい&あき

野鳥観察してます

セイタカシギ

2010-04-30 20:53:00 | 鳥撮る
   
25日アボセットと入れ替わり7羽のセイタカシギ。29日は個体が入れ替わったのか雄3羽が姿を見せた。

私がデジカメを手にしたのは2006年春。ここマイフィールドで初めてセイタカシギ14羽撮影。シギ・チドリの世界に足を突っ込むきっかけとなった。

枯野の猛禽」のテーマのように、一種の生態形態を時間をかけて追っていくパターンで、採食行動、水浴び羽づくろいと寛ぐしぐさ、そして飛翔。翼を広げ尾羽を開き空を飛ぶ姿は200%の魅力があり、一つの芸術だと私は思っている。
セイタカシギの飛ぶ姿を、あの日、光と飛ぶ方向を計算しながら三時間待った。一度だけではなく何度も挑戦しなくてはイメージに近い絵は難しい。
私のやることは何時も失敗の山積みである。



2006年春初めてデジカメで撮影。



♂個体であるがこの個体は頭部が真っ白。



♂の体上面は緑色光沢のある黒であるがこの色を撮るのはなかなか難しい。



♀の場合体上面黒褐色であり、虹彩は♂も♀も赤くて可愛い。


鏡の中のアボセット

2010-04-27 20:15:00 | 鳥撮る
   
18日前半バーダーは誰もいない6~7時帯、朝日の日差しを前に逆光での出会いであったが、後半アボセットは畦を越えて東側の蓮田に。
観察場所を反対側に移動、太陽を背に立つ。順光の中、嗉嚢を膨らませて、ゆっくり時間をかけて寛いでいた。

風もなく蓮田の水は、鏡のように白黒の美しい姿を映し出していた。



嗉嚢が膨らみ朝の陽ざしを浴びて羽づくろいが始まる。



肩羽の黒色部がはっきり見えた。



元の採食場所へ飛び立った。



昨年2月有明海で出会った個体。
頭部の中心部が白っぽく黒でなく黒褐色。雨覆いも黒褐色の部分があり
蓮田の個体よりは若いのかなー。


アボセット

2010-04-26 20:54:00 | 鳥撮る
   
24日(土曜日)他県ナンバーも見られ大砲もずらりと並び、白黒のスターがいた。
翌日早朝は姿は無く、夜飛び立ったのか夜明けとともに旅だったのか、知りたいところであるが、25日早朝に出かけた私にとって出会えなく残念。zzz

尾津蓮田は初記録、蓮田に現われること事態珍しい事と思うが・・・

私が初めて出会ったのは20数年前、以前の阿知須干拓で「枯野の猛禽」をテーマにして我が家から往復7時間半かけて通い続けていたころ。
土路石川河口に一羽のアボセット遠くカモと泳いでいた光景。なぜ泳げるか と英国のイラスト図鑑を見ると水かきがあり納得。
2009年2月佐賀有明海でまた一羽であったが、付録としてチラッと見ていただけ。
この度春のマイフィールドに現われ、しっかり見ようと思ったが18日の一日だけで消化不良で終わった。



蓮田に現われた証拠写真の一枚。3/16~24日滞在した。



角度によっては鋭い刃物のように見える嘴。



水の中に嘴を入れて左右に振りながら採食する。
ザリガニのピンクの幼虫を捕えた。



カモのような水かきを見せてくれた。


ノドアカツグミ の採食行動

2010-04-25 19:58:00 | 鳥撮る
   
桜の木の下の周りは苔もあり10センチぐらいの高さの草もあり何も無い土だけの所もある。採食場所にしているこの地面を、顔を近づけてみると小さな小さな穴がある。
カナブンの仲間の幼虫が開けた穴、ミミズが糞をする穴と聞いた。

ノドアカツグミは穴からの虫の気配を聴覚で感じ、眼、嘴と反応するように見えた。
毎日二週間約一時間の観察であるが嘴を土に突っ込み幼虫を銜えるのは10回に8回はとらえている。一日に何回幼虫を食したか、一度腰を据えて調べてみようと思ったらもう消えてしまっていた。cherry



嘴を土に2度3度突っ込み簡単に芋虫をくわえた。



ミミズがのたうちまわると、たじろぐが時間をかけて飲み込む。 



落ち着くと枝を利用して嘴を清掃。



ノドアカツグミ♀の形態

2010-04-24 20:10:00 | 鳥撮る
   
四年前山口県宇部市に喉が赤い雄成鳥が現われた。
しかし日本では同種の雌の記録は皆無。

桜の木の下をテリトリーにしていたこの個体、初めはなんだなんだと騒いでいたが、全国の数人が洋書図鑑で「昨年生まれの雌であろう」と確認の返事でこれでノドアカツグミ若雌と決定。

この個体の隠れた魅力をお付き合いしている中で見てしまった。



翼を広げ下大雨覆のオレンジ色を見せてくれた。



中央尾羽二枚以外の左右五枚づつが鮮やかなオレンジ色。



この度の一番の発見は構造色、線を引いたような青色は光の角度
によって見え隠れ。