中央社フォーカス台湾 2014/05/31 15:53 【政治】
(台北 31日 中央社)釣魚台列島(日本名:尖閣諸島)の領有権を主張する台湾の民間団体「還我釣魚台大連盟」が30日、銘伝大学(台北市)の校門前で釣魚台と南シナ海の領有権問題に対する政府や国民の関心を喚起するための抗議活動を行った。
同大学では30日から2日間の日程で日清戦争120年を記念するシンポジウムが開催されているが、同戦争に関する研究討論会としては現在唯一のもので、活動家らは国家戦略欠如の現れだと批判するとともに政府がより積極的に関与するよう要求した。
一行はまた「日清戦争の恥を忘れず、釣魚台を取り戻せ」などと書かれた横断幕を掲げながら、政府が憲法を遵守し関連の島々への台湾の領有権を守るよう求めた。先住民出身でかつて国会議員を務めた同団体のパヤン・ダル(巴燕達魯)座長は漁業資源が豊富な釣魚台海域は古くから先住民らが魚を捕るなど生活の場で、台湾全体にとっての伝統の海域だと強調した。
「還我釣魚台大連盟」は釣魚台列島の領有権を主張する複数の団体や活動家などからなる超党派の民間組織。
(張茗喧、陳亦偉/編集:荘麗玲)
http://japan.cna.com.tw/news/apol/201405310002.aspx