中央社フォーカス台湾 【経済】 2014/06/11 19:04
(台東 11日 中央社)台東県に住む若者が、米の収穫後にゴミとして捨てられていたわらを再利用し、地域でデザイン性に富むわら縄を製作したところ好評になっている。今年3月には日本市場への進出も果たした。
子供の頃から田んぼのある環境で育ち、収穫後の稲の香りに深い印象を抱いているという台湾原住民(先住民)、アミ族の蔡智豪さん(28)は、労働部が進める産業開発プロジェクトに参加し、わら縄作りに取り組んでいる。
原住民が多く住む集落では、伝統的な織物や木工産業などが飽和状態に達しており、新たな産業の育成が急務となっている。そこで注目されたのが、柔らかく加工がしやすいわらだった。地域の住民と一緒に、競争力を持つわら縄作りが始められた。
わら縄の用途は広く、農水産品や工業製品、林業などで大量に使用されるほか、ビニール製の従来品よりも地球にやさしい梱包材として注目を浴びた。現在では日本の神社で使われるしめ縄作りにも対応するなど、多様な商品を製作している。
労働部の担当者は、地域の新たな産業として就業機会と生活水準の向上につながればと将来の発展に期待を寄せている。
(盧太城/編集:齊藤啓介)
http://japan.cna.com.tw/news/aeco/201406110007.aspx
(台東 11日 中央社)台東県に住む若者が、米の収穫後にゴミとして捨てられていたわらを再利用し、地域でデザイン性に富むわら縄を製作したところ好評になっている。今年3月には日本市場への進出も果たした。
子供の頃から田んぼのある環境で育ち、収穫後の稲の香りに深い印象を抱いているという台湾原住民(先住民)、アミ族の蔡智豪さん(28)は、労働部が進める産業開発プロジェクトに参加し、わら縄作りに取り組んでいる。
原住民が多く住む集落では、伝統的な織物や木工産業などが飽和状態に達しており、新たな産業の育成が急務となっている。そこで注目されたのが、柔らかく加工がしやすいわらだった。地域の住民と一緒に、競争力を持つわら縄作りが始められた。
わら縄の用途は広く、農水産品や工業製品、林業などで大量に使用されるほか、ビニール製の従来品よりも地球にやさしい梱包材として注目を浴びた。現在では日本の神社で使われるしめ縄作りにも対応するなど、多様な商品を製作している。
労働部の担当者は、地域の新たな産業として就業機会と生活水準の向上につながればと将来の発展に期待を寄せている。
(盧太城/編集:齊藤啓介)
http://japan.cna.com.tw/news/aeco/201406110007.aspx