先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

先住民族アイヌ文化に触れよう

2016-01-16 | アイヌ民族関連
東海日日新聞 2016/01/16
歴史など本貸し出し/豊橋市向山図書館 紹介コーナー/来月28日まで

アイヌ文化を紹介するコーナー
 アイヌ文化についての関連本などを紹介する「先住民族アイヌ」が、豊橋市向山図書館(向山大池町)で開かれている。文化や歴史、古来より言い伝えられる童話などの本を貸し出している。2月28日まで。月曜日と第4金曜日休館。
 アイヌ文化について記した小説や童謡などをそろえている。コーナーには、アイヌ文化の基本情報を知ることができるパンフレットも設置。アイヌ語のあいさつや伝統行事なども紹介している。職員は「アイヌについて詳しく知ることができる。ぜひ足を運んでほしい」と呼びかけている。
http://www.tonichi.net/news/index.php?id=50203

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【風のかおり 野のにおい 森山俊 平田剛士】 エカシたちの旅、さらに先へ 平田剛士

2016-01-16 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2016年01月15日
●フリーランス記者 平田剛士
 小川隆吉さん(80)と清水裕二さん(74)。市民運動家として著名なアイヌエカシ(長老)おふたりの小旅行に先月下旬、お供をさせていただいた。それぞれのお住まいのある札幌市と江別市から浦河町に向けて、3時間あまりのドライブだ。
 浦河町は小川さんの生まれ故郷で、清水さんも同じ日高地方の新冠町ご出身。小春日和の国道235号を西から東へたどり、やがて太平洋を望む懐かしい風景が現れると、車内は思い出話で満たされた。
  ○ ○ ○ ○
 エカシたちが生まれる半世紀以上前に、日本政府による北海道でのアイヌ同化政策が始まっている。政府が、アイヌ男子のイヤリングや女子の入れ墨を「いやしい風習」と決めつけて厳禁し、また家督制度と無縁で個人名しか持たなかったアイヌに和風の姓を強要して戸籍登録させたのは、いずれも1870年代である。1869年には北海道を11国に分割して治める国郡制が敷かれ、各地コタン(アイヌのコミュニティー)の自治システムは崩壊を余儀なくされた。
 同化政策は差別と迫害の成長促進剤だ。世紀をまたいでそれはなお根深く、小川さんも清水さんも、アイヌであるがゆえに負ったトラウマをいくつも抱えている。就労や進学を機に、おふたりとも青年期に故郷を離れている。
 新冠川、静内川、元浦川……。サケ遡上(そじょう)河川を次々に渡り越えるうち、話題はおのずとそちらに向いた。
 「アイヌがまた自由にサケを捕れるようにしたい。なぁ隆吉さん?」
 「そうだ。やろう清水さん!」
 心の傷は、おふたりの帰属意識をむしろ高めている。
     *
 アイヌは先住民族と呼ばれる。それは「一地域に、歴史的に国家の統治が及ぶ前から、国家を構成する多数民族と異なる文化とアイデンティティーを持つ民族として居住し、その後、その意に関わらずこの多数民族の支配を受けながらも、なお独自の文化とアイデンティティーを喪失することなく同地域に居住している民族」(アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会報告書、2009年)という意味だ。
 かつてコタンは、川のサケ、海のクジラ、森のエゾシカや樹木など、地域の自然資源を自由裁量で利用管理していた。しかし多数民族である和人の支配が及ぶにつれ、「意にかかわらず」妨げられた。
 妨げられたものは今「先住権」と総称される。サケやクジラの自由漁獲復活は、先住権回復運動のシンボルである。
 この日の午後。浦河町に約20人のアイヌが集まり、先住権回復を目的のひとつに掲げる新団体「コタンの会」が設立された。代表には清水さんが選出され、小川さんは顧問に就任した。
 エカシたちの旅はさらに先へと続く。
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20160115011320001.html

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白老町の「ふるさと納税」急増、先月1カ月1億円突破

2016-01-16 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2016年1月15日(金)朝刊】
 白老町の特産品付きふるさと納税は昨年12月の1カ月間で6284件、1億270万6千円の寄付があった。一昨年同月の595万2千円の17倍強、2014年度(平成26年度)1年間の3221万2千円の3倍強。昨年4月から同12月までの累計は1億2647万1千円。15年度の寄付金額は1億3千万円程度に達する見込みだ。
 申し込みが急増したのは15年度に導入したインターネット申請、クレジット決済に加え、12月21日に同町のふるさと納税が全国版のテレビで紹介されたことなどが要因と考えられている。テレビ放映後31日までの寄付額は6949万円に上った。12月の決済状況はクレジットカード決済とコンビニエンスストア支払いが全体の97%を占めており、ふるさと納税の専用サイト「さとふる」に業務委託したことで利便性の向上につながったとみられる。
 昨年4月から同12月までの希望の特産品上位は、最も多いのが全体の49・9%を占めたビーフハンバーグセット、次いで虎杖浜たらこ(500グラム)、虎杖浜たらこ(1・5キロ)、白老牛焼き肉盛り、白老牛サーロインステーキ、こじょうはまの恵み(6点入り)の順。
 寄付者の都道府県別では東京都が最も多く、次いで神奈川県、大阪府、愛知県、北海道の順。道内は札幌や旭川など都市部からの寄付が多い。
 寄付金の活用方法を指定しない「一般寄付」が全体の59・2%を占める。活用方法を指定する「指定寄付」は「元気な白老の子どもたちの育成のために」が最も多く、次いで「ふる里の味を伝える一次産業(食材王国づくり)・地域産業振興のために」「貴重な開拓の歴史やアイヌ文化の伝承、その他文化活動のために」の順となっている。
 町内の公共施設利用割引や広報誌を送付していた白老町のふるさと納税「白老町ふるさとGENKI応援寄付」は08年度から始まった。昨年9月からは「特産品PR事業」と銘打ち、寄付額に応じて白老町の特産品をプレゼントする特典付きふるさと納税の受け付けを開始した。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2016/01/15/20160115m_08.html

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多文化共生で人材育成 先進地訪問やシンポジウム開催-白老町

2016-01-16 | アイヌ民族関連
苫小牧民報  (2016年 1/14)
 白老町は2020年の民族共生の象徴空間開設を見据え、多文化共生のまちづくりに向けた人材育成に力を入れている。昨年12月に町職員の研修団7人が住民主体のまちづくりを進める熊本県水俣市を訪問。今年2月には、戸田安彦町長をはじめとする総勢10人が世界でも有数の先進地米国ポートランド市を訪れる。アイヌ文化を町民一体で理解し、共有するための手法などを学ぶのが狙い。3月には町民向けに多文化共生シンポジウムも開く計画で、町全体で人材育成を進めていく考えだ。
 この取り組みは国内外の先進地研究などを狙いに、地方創生に係る補助金を活用。昨年12月中旬の水俣市視察には、町各課から職員7人が参加した。現地関係者との意見交換などを通じ、水俣病という悲しい過去から脱却し、町民を主体に環境都市づくりを進めてきた経過などを学んだという。
 米国ポートランド州訪問は2月1日から6日までの日程。ポートランド州立大学(PSU)の西芝雅美教授によるコーディネートの下、現地の広域政府や議会、言語復興の研究者、原住民支援センター、住民自治組織などを訪問する予定。町によると、同州は住民意見を取り入れたまちづくりを推進。多民族が共生する都市でもあり、地方創生のモデルとして世界的にも高い関心を集めているという。
 担当者によると、国内で行われている多文化共生は「外国人居住者の増加によるものが多い」のが現状。白老町では来るべき20年の象徴空間開設に向け、町民全体でアイヌ文化を中心とした多文化を理解する地域づくりを進める考えで、その第1弾として国内外での共同研究実践事業を行うことにした。
 ポートランド訪問には、白老町活性化推進会議から5人、白老町まち・ひと・しごと創生有識者会議から2人、町職員3人の計10人が参加する。町は「今後のまちづくりに向けたリーダー役を人選した」と説明。まちづくり事業に関わるJTB総合研究所の職員2人も同行する。
 また、3月26日にはしらおい経済センターで一般向けの多文化共生シンポジウムも開く。PSUの西芝教授などを関係者を招く予定。担当者は「水俣市やPSUとは今後も年1回程度の交流機会を持ちたい」といい、将来的な連携協定締結なども模索する考えだ。
http://www.tomamin.co.jp/20160134174

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アイヌ文化体験を検討 豪華寝台「四季島」道内コース

2016-01-16 | アイヌ民族関連
北海道新聞 01/14 05:00
 JR東日本は13日、2017年春から東京・上野発着で東北地方などを周遊する豪華寝台列車「トランスイート四季島」について、報道関係者向けの説明会を開いた。道内に乗り入れる4~11月運行の3泊4日コースでは、乗客がアイヌ文化に触れる内容を検討している。
 3泊4日コースは2、3日目に函館や伊達紋別、登別、洞爺などに停車し、周辺を観光する。アイヌ文化に触れる場所や内容などの詳細は今後詰める。車内食は道産食材を取り入れる可能性もある。同社は利用希望者に四季島の概要を紹介するため、14日、東京駅に「ギャラリー四季島」を開設。実物の20分の1の車両模型などを展示する。
 四季島は10両編成で定員34人。バスルーム付きのデラックススイートやラウンジなどを備える。料金は1人60万円以上になる見通し。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0222790.html

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寝台列車「トランスイート四季島」お披露目

2016-01-16 | アイヌ民族関連
毎日新聞2016年1月13日 20時27分(最終更新 1月13日 20時43分)
 来春から東日本と北海道で周遊運行を始めるJR東日本の豪華寝台列車「トランスイート四季島(しきしま)」の報道関係者向け説明会が13日、東京都内で開かれ、車両や制服のデザイン担当者、料理担当者が「世界最高を目指す」として豪華列車の青写真を披露した。
 JR東日本は14日、東京駅に模型などで四季島のコンセプトを説明する予約制ギャラリーをオープンさせ、PRを強化する。
 四季島は上野駅発着で1泊2日〜3泊4日の3コース。同社の赤石良治営業部長によると、停車駅からバスなどにより沿線の観光地を訪ねる計画で、訪問先は栃木県の日光東照宮、青森県側の白神山地、宮城県塩釜市の魚市場、北海道のアイヌ文化関連施設などを検討しているという。
 この日は車両開発担当の工業デザイナー、奥山清行(きよゆき)氏が、壁、照明などインテリアや食器に、木材や漆など沿線の自然素材、伝統素材を生かす計画を披露した。最上級のスイートルームにはヒノキ製の風呂を設置するという。また、乗務員の制服も披露された。
 同様の豪華列車はJR九州が運行中でJR西日本も計画しているが、赤石部長は「他社に負けないよう取り組みたい」と語った。【本多健】
http://mainichi.jp/articles/20160114/k00/00m/040/054000c

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