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SUPER EIGHT・安田章大の豊かな人間性が垣間見える!アイヌと宮古の文化と触れ合うドキュメンタリー「Wonder Culture Trip-FACT-」

2025-01-23 | アイヌ民族関連

 

HOMINIS 2025.01.22

2024年にデビュー20周年を迎え、「超アリーナツアー2024」に続いて開催された記念ツアー「超DOME TOUR 二十祭」が8公演で38万人を動員する成功を収めたSUPER EIGHT。過去の演出の再現も飛び出すなど20年の歴史を感じさせるライブとなったツアー千秋楽では、メンバー全員が涙を流しながらeighter(ファン)への感謝や抱負を語り、今後のさらなる活躍を期待させた。

グループのメインボーカルとギタリストとして作詞・作曲も手掛ける安田章大は、音楽活動や俳優業で発揮してきた豊かな感性や生きることへの深い関心を持っている。ドキュメンタリー「Wonder Culture Trip-FACT-」でもその人間性を垣間見ることができる。

様々なカルチャーを探り、次世代に繋ぐべく思索、探索するという安田がかねてより抱いていた想いを基に生み出された「Wonder Culture Trip-FACT-」。この年末に北海道文化放送(UHB)で放送された第1回では、北海道の各地で暮らすアイヌの人々を訪問。釧路市北部に位置する阿寒町の集落アイヌコタンで生活を営む女性と共に森を散策し、翌日は白糠町で若者たちの鹿猟とマレク漁に同行するなど、旅を通じて安田が関心を抱く命をいただくということやアイヌの文化に触れた。

1月28日(火)にスペースシャワーTVで放送される第2回では、北海道から舞台を移し、はるか南方、沖縄の宮古島を訪問。宮古とアイヌのアーティストが、音楽やアートといったカルチャーを通じてコラボレーションするイベント「Utasa Myahk(ウタサミャーク)」を取材する。

第1回で森での材料採集に同行したアイヌ工芸作家・床みどりとの再会を喜び、彼女の刺繍ワークショップでは地元の人々とのおしゃべりを楽しみながら手を動かすなど自然体で文化に触れていく安田。出来上がった刺繍をすぐにデニムに合わせてみたり、「刺繍から入って、精神性につながっていくところがいいな」と語るなど、力まずに文化に身を任せていく姿勢が印象的だ。

「書」を軸とする宮古のアーティスト・新城大地郎らによるトークに耳を傾け、文化を伝えるということに思いを巡らせ、関係者との対談では地元の人々が語る自然観や価値観に共感を示す安田。

さらに「ウタサミャーク」に出演する歌手の中村佳穂とも対談し、ミュージシャン同士ならではの音楽談義を交えながら中村のイベントへの熱い思いを引き出すなど、ナビゲーターとしてアイヌと宮古の文化の魅力やイベントに携わる人々の熱意を届けていく。

あくまで案内人として振る舞う安田だが、それと同時に、中村と地元の人たちとのセッションについて「ほぼお会いしたことのない方とウタサ(互いに交わる)していくということのは、言葉じゃ超えられない心のつながりみたいなものなんだろうなと思いました」と素直に語るなど、随所で彼の人間性が透けて見える。

第3回では「ウタサミャーク」本番の模様もオンエアされるので、それに向けてもチェックしておきたい「Wonder Culture Trip-FACT-」の第2回。文化と向き合う真摯な姿こそ、アーティストとして発揮される豊かな感性を支えているのかもしれない。

文=HOMINIS編集部

https://hominis.media/category/musician/post13857/

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