北海道新聞 08/23 05:00
【浦幌】十勝管内浦幌町のアイヌ民族団体「ラポロアイヌネイション」(旧浦幌アイヌ協会)は22日、保管していた東大から返還されたアイヌ民族の遺骨6体を同町営墓園に再埋葬した。
同団体の関係者が、遺骨を土の中へ丁寧に埋め戻した。同団体の差間正樹名誉会長は「いろんな思いはあるが、再埋葬が私たちの目的なのでほっとしている。ただ(東大から)謝罪の言葉はあってしかるべきだった」と話した。東大関係者は立ち会わなかった。
東大に遺骨の返還を求めた訴訟は7日に釧路地裁で和解が成立し、20日に返還された。
6体のうち5体は1888年(明治21年)、東大教授が研究目的で浦幌町ウツナイの墓地から掘り出し、残る1体は1965年に東大の別の教授が同町十勝太の墓地から持ち去っていた。
同団体が東大と北大、札幌医大に遺骨の返還を求めた一連の訴訟は終結し、計102体が古里に戻った。町立博物館から返還された1体を含め103体が同墓園に再埋葬された。(岩瀬貴弘)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/452880
【浦幌】十勝管内浦幌町のアイヌ民族団体「ラポロアイヌネイション」(旧浦幌アイヌ協会)は22日、保管していた東大から返還されたアイヌ民族の遺骨6体を同町営墓園に再埋葬した。
同団体の関係者が、遺骨を土の中へ丁寧に埋め戻した。同団体の差間正樹名誉会長は「いろんな思いはあるが、再埋葬が私たちの目的なのでほっとしている。ただ(東大から)謝罪の言葉はあってしかるべきだった」と話した。東大関係者は立ち会わなかった。
東大に遺骨の返還を求めた訴訟は7日に釧路地裁で和解が成立し、20日に返還された。
6体のうち5体は1888年(明治21年)、東大教授が研究目的で浦幌町ウツナイの墓地から掘り出し、残る1体は1965年に東大の別の教授が同町十勝太の墓地から持ち去っていた。
同団体が東大と北大、札幌医大に遺骨の返還を求めた一連の訴訟は終結し、計102体が古里に戻った。町立博物館から返還された1体を含め103体が同墓園に再埋葬された。(岩瀬貴弘)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/452880