直木賞をとった作品、『何者』を読みました。図書館の予約がようやくまわってきたからです。
読み出したら、一気でした。就活の話なのですが、FB、ツイッターというツールに翻弄されて、なかなか自己肯定感を見いだせない、若者があがいている姿がリアルに描かれていました。
わたしもブログをして、自分をよく見せたいと大きなことを書いたり、かっこつけたりしているかもしれないので、ちょっと、耳が痛い所もありました。いや、ちょっとではありません。そこかしこです。年がちがっても、頭でっかちな所は、主人公に似ているかもしれません。
『自分の頭の中にあるかぎりは、どんなものでも傑作なんだよ』そういう言葉も、きりりと響いてきましたねーー。
朝井リョウの言葉の選び方はセンスがあって好きだし、最後のどんでん返しのようなしかけも、わたしはまんまとはまってしまいました。きっと、感がいい人は複線のあたりで気がついていたのかもしれませんが、わたしはラスト近くで「そうかーー」と、驚かされました。
それでもね。今の大学生、こんなに他者や自分を分析しているのでしょうか?
つかれそう……というのも、読後感のひとつです。
かっこ悪い自分をさらけだしていこうよ。、笑われても、ネットで批判されても、やりたいことをやり通そうよと、朝井リョウはこの本全体で言っている気がします。
そういう意味では、背中をおしてくれ、なにかしら考えさせてくれる小説でした。
読み出したら、一気でした。就活の話なのですが、FB、ツイッターというツールに翻弄されて、なかなか自己肯定感を見いだせない、若者があがいている姿がリアルに描かれていました。
わたしもブログをして、自分をよく見せたいと大きなことを書いたり、かっこつけたりしているかもしれないので、ちょっと、耳が痛い所もありました。いや、ちょっとではありません。そこかしこです。年がちがっても、頭でっかちな所は、主人公に似ているかもしれません。
『自分の頭の中にあるかぎりは、どんなものでも傑作なんだよ』そういう言葉も、きりりと響いてきましたねーー。
朝井リョウの言葉の選び方はセンスがあって好きだし、最後のどんでん返しのようなしかけも、わたしはまんまとはまってしまいました。きっと、感がいい人は複線のあたりで気がついていたのかもしれませんが、わたしはラスト近くで「そうかーー」と、驚かされました。
それでもね。今の大学生、こんなに他者や自分を分析しているのでしょうか?
つかれそう……というのも、読後感のひとつです。
かっこ悪い自分をさらけだしていこうよ。、笑われても、ネットで批判されても、やりたいことをやり通そうよと、朝井リョウはこの本全体で言っている気がします。
そういう意味では、背中をおしてくれ、なにかしら考えさせてくれる小説でした。