東京はハロウィンイベントがたくさんあった週末だったようですが、わたしは実家のかたずけで、何も見ていません。
まあ、静かでよかった気もします。
フレーベル館ものがたり新人賞のはえある第一回大賞をとられた蓼内明子さんの『右手にミミズク』が出版されました。
表紙のミミズクがとてもカッコいいですね。
しかし、これはミミズクが出てくる話ではありません。右と左がわからない男子、大城戸丈が、右手にミミズクの絵を描いてもらったことから、始まるものがたりなので、このタイトルです。
読みやすくて一気に読みました。会話が多く、それも楽しいリズムがあり、すいすいページをめくります。
わたしが一番いいなっと思ったのは、「人間って不思議だよな。ひとりの中にいろんな自分が入っいる」ってところ。これがこの本のテーマにもなっていて、いやな人にだって、いい一面があったり、いい人だと思っても、困った一面があったり、人間ってひとことでいえないですよね。
今、キャラにこだわるあまり、極端に「いい人」「悪い人」とわかりやすくして物語りをつくってしまうこともあります。ある意味、そうしたほうが書きやすい。
この作品は、あえて、フクザツでむずかしいところをうまく書いて、成功させて、とても読後感がいい物語りになっています。読み応えがあり、どうなるのかラストが読めない展開。ぜひ、多くの人に読んでほしいです。
蓼内明子さんは、同人誌「ももたろう」の同人です。忙しいときでも休まずに、長いことがんばって書いていました。
前からうまい人でしたが、今回、完成度も後半の盛り上がりもやはり群をぬいていたと思いました。実力ってなだらかにあがるというより、ある時、跳ね上がるのかもしれません。長く書いていた人が、デビューされるのは、とてもうれしいです。よかった、よかった。
これから同人誌に書きためた作品があるので、どんどん活躍されることと思います。
お祝い会は、11月の終わりだそうです。
まあ、静かでよかった気もします。
フレーベル館ものがたり新人賞のはえある第一回大賞をとられた蓼内明子さんの『右手にミミズク』が出版されました。
表紙のミミズクがとてもカッコいいですね。
しかし、これはミミズクが出てくる話ではありません。右と左がわからない男子、大城戸丈が、右手にミミズクの絵を描いてもらったことから、始まるものがたりなので、このタイトルです。
読みやすくて一気に読みました。会話が多く、それも楽しいリズムがあり、すいすいページをめくります。
わたしが一番いいなっと思ったのは、「人間って不思議だよな。ひとりの中にいろんな自分が入っいる」ってところ。これがこの本のテーマにもなっていて、いやな人にだって、いい一面があったり、いい人だと思っても、困った一面があったり、人間ってひとことでいえないですよね。
今、キャラにこだわるあまり、極端に「いい人」「悪い人」とわかりやすくして物語りをつくってしまうこともあります。ある意味、そうしたほうが書きやすい。
この作品は、あえて、フクザツでむずかしいところをうまく書いて、成功させて、とても読後感がいい物語りになっています。読み応えがあり、どうなるのかラストが読めない展開。ぜひ、多くの人に読んでほしいです。
蓼内明子さんは、同人誌「ももたろう」の同人です。忙しいときでも休まずに、長いことがんばって書いていました。
前からうまい人でしたが、今回、完成度も後半の盛り上がりもやはり群をぬいていたと思いました。実力ってなだらかにあがるというより、ある時、跳ね上がるのかもしれません。長く書いていた人が、デビューされるのは、とてもうれしいです。よかった、よかった。
これから同人誌に書きためた作品があるので、どんどん活躍されることと思います。
お祝い会は、11月の終わりだそうです。