赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

指田和さん、講演会報告

2014-09-30 09:03:22 | その他
御嶽山の噴火は、とても驚きました。自然はあなどれないという災害が、今年は大変多く起こったと思います。
命をおとされた方、ご家族の方を思うと、軽々しい言葉でなにか書くというのは、はばかられるような気持ちになります。

さて、土曜日、国分寺でおこなわれた指田和さんの講演会は、東日本大震災で災害にあった釜石の小学校を取材したことなど、今必要な防災にかかわる貴重なお話がきけました。


指田さんは、同じ会報部で長くお仕事しているのですが、ひかえめで自分のことをあまり話さない。とにかく一のことを10にも20にもふくらまして話すようなメディアも多い中、10のことのうち、1しか話さないタイプです。
だから、今回の講演会では、指田さんの知らなかった魅力にたくさん触れました。

被災地という言葉は、あまり使いたくないという指田さん。釜石の小学校、中学校にお手紙をかき、自費でかよいつめて取材をすること1年半。飾らないお人柄で子どもたちと仲良くなり、貴重な言葉を聞き取って絵本の中にいかしたそうです。最初に出版社が決まっていたわけではなく、何社も断れ、それでもこれだけは伝えたいと企画をもってまわっていかれたと話されました。

当日、講演会は、運動会と重なり、こられた人が少なかったのが、とにかく残念。来られた小学校の司書さんは、自分の小学校でこの話を聞かせたいと話しておられました。

うちの近くの本屋さんで、ホリエモンの本の宣伝のための講演会を企画したら、100人、すぐに満員になりました。本をかった方だけに整理券がわたされるそうですから、本も売れたのでしょう。商売がうまいってこういうことですよね。ホリエモンもいいけれど、指田さんのお話も、もう少し多くの方に聞いてもらいたかったと思います。
きっと今は、みんなが知ってるっている話題の人ってことが、すごく大事なのでしょうね。あの人の話、聞いたんだって、話題のひとつになりますものね。

指田さんが話された言葉の中で、被災地に今、できることで喜ばれることのひとつは、「観光におとずれること」。たくさんの人の訪れてほしいそうです。
指田さんが取材した小学校がある鵜住居地区のマップもいただきました。
どんぐりウミネコ村。いつか行きたい、といいつつ、なかなか家をあけれないことを言い訳に行けていません。今回、お話を聞いて、来年こそ!と思いました。

かっぱちゃん、最終回

2014-09-28 08:24:09 | その他
秋もだんだん深まってきました。ここにきて、ベテラン実力派作家が次々、話題作品を出版しています。
上橋菜穂子さんの『鹿王』佐藤多佳子さんの『シロガラス』、わたしが今、追って読んでいる まはら三桃さんの『風雅』。
また、新人ながら注目されている、BEのお仲間の いとうみくさんも、『空へ』に続いて、『ていでん☆ちゅういほう』をだされました。
ああーどれも読みたいけれど、自分の作品も腰をすえて書かなければ。
あまりうまい作品を読むと、しばらく殻にとじこまっていたくなってしまいます。でも、読みたいし……、なんて、ふわふわしていう昨今。

さて、毎日小学生新聞に掲載した『かっぱちゃん』が、今日で終わりです。8月から二ヶ月。9回の連載でした。毎週楽しみにしたので、なんかとってもさみしいです。

山本正子さん、かわいい挿絵を書いてくれました。
その山本さん、昨日から、絵本の出版記念の展覧会をされてます。ギャラリーポエムで昨日からです。
わたしも明日、うかがいます。このギャラリーカフェは、おぼまことさんの展覧会でいったことがあるのですが、とてもステキなところです。

以下は、わたしが一番好きな場面。
かっぱちゃんが小天狗のさん太といっしょに、天狗のお宝『千里つぼ』と話しているところです。

どうか、かっぱちゃんが楽しい本になりますように!
これからがんばりまーす。

明日、指田さんの講演会です。

2014-09-26 09:18:47 | その他
台風も東京はあまりひどい雨もなく、通りすぎてくれました。
昨日は、会報部で集まって、合評会をしました。なんか、仲がいいです。
仲良しによりかかることなく、合評はしっかりしたものでした。季節風の方は、先輩の合評を聞いているせいか、しっかり自分の意見がいえるというのがすばらしいと思いました。他人をあえて傷つけるのはいけないけれど、ちゃんと言いたいことを言いあうのが、合評ですものね。そのための言葉をたくさんもっているなというのが実感。
わたしの作品はまた、暗礁にのりあげてしまいましたが、それもいつものこと。見えなかった部分がみえたので、また、あれこれ、アイディアをだして頭をひねっていきたいと思います。

ところで、そんな会報部のおひとり、指田さんが明日、国分寺で講演会をします。主催は絵本読み聞かせのグループ、おはなしポケットさんです。
東日本の震災のあと、ボランティアにかけずりまわった指田さん。そこから『つなみてんでんこ はしれ、上へ!』という絵本ができました。指田さんは、写真や映像をまじえて、その絵本ができるまでを話してくれるそうです。

他では見れない映像がみれると思います。ぜひ、いらしてください。わたしも伺います!


夏もおわり、大きなカマキリがこちらをにらんでいました。カメラを近づけても微動だにしません。
でーんと、風格があります。

  

ももたろう41号

2014-09-23 09:35:31 | その他
秋晴れで気持ちのいい秋分の日です。
ももたろう41号が届きました。すべてやっていただいて、とくに池田さんには送付をまかせてしまい、ありがたいかぎりです。今回、シルバーの表紙です。
次この間、40号をだしたと思ったら、もう41号。年二回は、あっという間にきてしまいます。送付しても、あ、もうできたの?って言われちゃったりして、ちょっと悲しい。

新人もふくめて、力作がのっています。見て見たい方は、メールください。

さて、我が家では、メダカさわぎがまだ続いています。今日、泳いでいるメダカのお腹に卵がついてるのを、娘のラムネが発見! それも三匹も。いつも発見するのは娘でわたしの目は見つけてくれません。
娘は祭日でも仕事だったのですが、遅刻そうになりながら卵を回収。
メダカの入れ物がいくつも増え、どうなっちゃうの?って感じです。メダカは水もよごさず、簡単にかえます。ずぼらなわたしでも、だいじょうぶなので、欲しい方がいたら、名乗りでてね。

でも、赤ちゃんメダカが針のようなしっぽをコンマ秒速で動かして、懸命に泳いでるのを見ると、なんだか元気がでます。そう、赤ちゃんって、こんなに小さくてもパワーがもらえるのです。みんなまわりが孫が生まれると、どうしてあんなにおばあちゃんになるか、よーくわかりました。メダカでさえこんなにかわいかったら、孫なんて生まれたら、メロメロでしょうね。
と、とにかく、わたしの頭の中は、今 メダカの赤ちゃんが泳ぎ回っています。そのパワーで、作品プロットを三つも書いてしまった。なんか、できがいいのか、悪いのか判断できない、今です。

秋の気持ちのいい季節、お墓参りの帰りによった公園で彼岸花がきれいに咲いていました。

我が家のミモザ(?)も小さな花をつけました。

メダカ、うまれました

2014-09-20 06:27:28 | その他
昨日、メダカのたまごを発見。そして、別の容器にとりました。
ももたろう同人の山本悦子さんが親切に電話をくれて、メダカについてアドバイスくれました。
準備しながら、「無事、うまれればいいな」と願いつつ。早くても3日、普通は7日はかかると聞いてたので果報は寝て待ての心境でいました。

けど、夕方のぞいたら、「あれ? なにか点みたいなものが動いてる・・・」ゴミのような糸ミミズみたいなそれは、孵化したメダカの子。ヤッター。うまれていたんだ。なんかもう、感動(T_T)
ちょっとあっけないくらいのご対面。

 このメダカ、昨日の夕方、夜は何度数えても、三匹でした。でも、今朝は、六匹ほどに増えていました。まだ、たまごは残っているので、もっと増えるかも。
ただ、心配なのは、その小ささ。針の先ほどと、ネットの情報では書いてありましたが、体が透明なので、もっと小さく見えます。写真には、まだうつりません。
実際、野山にいるメダカもこんな小さくうまれて、育つとしたら、それはすごいですね。生命の神秘にふれたような気がします。

メダカはセラピーになるって前にも書きました。オーバーかと思うかもしれませんが、本当ですよ。メダカ飼うのは、お金もかからず、おすすめです。見ているとやんわりした気分になれます。

最近本の話題をしていませんが、これでも、読んでいます。
当然、メダカの卵が孵化するように、会報部で合評をやろうという話がわいてでて、その原稿がドサッ! み、みんな長い。(^_^;)
読めるかなっとあやぶみながらも、本屋によったら、飛ぶ教室夏号もならんでいて、買って読みました。安東みきえさんの作品がでていたから。

特集は、3にまつわるあれこれ。安東みきえさんの文章は、すっと心の深いところにおりていきます。竹下文子さんも不思議な話なのですが、余韻が残ります。さいとうひろしさんの落語仕立ての作品は。独特の風合いがおもしろい。名手が三人、創作を競ってました。

そして、わたしにとって衝撃なのは、ひとつのエッセイ。噺家の小三治の弟子の柳家三三が名前について書いてたもの。ずっと、三三を「サンザン」と読むのかと思って、なんてふざけた名前なんだと思いつつ、落語っぽくていいのかもとかってに納得していたら、粋に「さんざ」と読むのだそうです。すぐに覚えてもらえるようにと、師匠の熱い期待がこめられた名前だとか。
柳家三三は、古典落語の名手で、今、売り出し活躍中。いろんなところで名前は見ていたのだけど、しったかぶりして「さんざんが、いいねえ」なんて、他人に伝えたりしなくて、よかった。