大活躍のおおぎやなぎちかさんが、新刊をだされました。
作者が育った東北が舞台の作品です。一気に読みました。
表紙の緑の色もきれいですね。
行間からも、東北の風が感じられる本だと思いました。
主人公 真 ともうひとり、東京から来る男の子 順矢が出てきます。
このふたりの会話の距離感が、とてもいい。そのお互いあまり踏み込んでいかないあたり、子どもらしいし、また、東北の人らしいような気がしました。東北の人をそれほど知っているわけではないのですが。
また、場面では、カッちゃんに会いにいくところがいいなって思いました。
ここがラストの盛り上がりにむけての、アクセルになっていて、とてもきいていると。
夏休み、子どもたちに読んでもらいたい作品ですね。
わあしは、東京に住んでいると、東北は新幹線一本でいけるので、よく観光に行くのですが、まだ、ぜんぜん知らないんだなってなんとなく思いましたよ。
さて、週末は日本児童文学学校。高田の馬場でやります。
おおぎやなぎちかさんも季節風で活躍されてますが、週末、文学学校で講師をしてくださる高田由紀子さんも同じ季節風メンバー。
この高田さん、「デビュー5年目のリアル~修行時代から現在~」と題して話してくれます。
資料をもらったのですが、デビューあたりの気持ちからどうがんばったか、さらけだして話してくださるみたいです。
ベテランとはまたちょっとちがった角度のリアルな話になりそうです。
デビューをめざす方、デビューできそうで足踏みしている方、デビューしたけど、そのあと、悩んでいる方など、とても身近で実践的な話が聞けると思います。
定員はほぼ満員なのですが、オンラインでは一度だけのビジターで講義を聴けます。(有料ですが)
めったにないチャンス、聞きたい方がいらしたら、児文協事務局に問い合わせてください。
実は活躍されている作家の方も、高田さんの話が聞きたいと申し込まれています。わたしもとても楽しみです。
季節風がどんな団体なのか、その話も聞けると思います。