赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

『そして、物語は決着する』 アンソロジー

2020-02-29 10:11:43 | その他

昨日は、トイレットペーパー品切れの棚を見て、愕然としました。

不安がふくらみますよね。冷静にと思いつつも。

そんな中、テレビ、音や映像を繰り返して、不安をあおるのはやめてほしい。

そうしなくても、十分 不安です。ふつうに、話してくれても、こっちには伝わってますよ。

 

さて、児文協と偕成社の共同企画のアンソロジー「物語は4っつの顔をもつ」シリーズ、わたしも書かせてもらった四巻目『そして、物語は決着する』の見本がきました。配本は3月5日になるそうです。

これは一気に読みました。トップバッターの廣嶋玲子さんの「冷凍庫をあけてはいけません」も、表紙の絵になっている山本悦子さんの「七不思議迷路の冒険」もそのほかの作品も個性的でアイディアがすぐれていて、おもしろい!!!

小手鞠るいさんの『宇宙人の自由研究』も、アメリカ在住で自然を愛する小手鞠さんらしさが出ています。

わたしは『F子のうわさ』というものを書き、廣嶋さんと山本さんにはさまれて掲載されています。

小学校の「なぞときクラブ」を舞台にした作品。この20枚という枚数にするのに、どれだけ苦労したか。

ぎゅっとぎゅっとけずってけずって、いれこみました。

アンソロジーを読むと、さくまドロップスを思いだします。いろんな色のドロップが缶にはいっている昭和のお菓子。昔、それが好きだったので。(年がわかってしまいます)カラフルなドロップはそれぞれの味がはいっていて、次はどんな味だろうって楽しめます。

アンソロジーもそう。作者の個性って味をぞんぶんに楽しんでください。

コロナで学校にいけない子どもたち、ビデオもゲームも楽しいけど、こんなときだから本も読んでほしい。

アンソロジーはひとつひとつ、短いから、読書慣れしていなくてもだいじょうぶです。

 

 

 

 

 


びっくりしました

2020-02-28 09:43:58 | その他

2日から、小、中、高校がいっせいにお休みになるとか。

びっくりしました。あまりにいきなりすぎますよね。

この辺りの年令を休ませても、経済にあまり影響ないと思ったのでしょうか? 

東京オリンピックをやりたいために、決断したような気がしてなりません。

卒業にむけて、六年生は、ずっと前からあと何日とカウントダウンをして、卒業生の準備や中学に行く心構えをつくっていきます。それがいきなり断ち切られて、ずいぶんとショックでしょう。

コロナが広がっていく中、こんなことを書くのは不謹慎かもしれませんが、子どもに向けて書いていると、つい、子どもの気持ちを考えてしまいます。

もう少し、やりかたはなかったのかな。こんないきなりではなくて。

やっと咲いたうちのクリスマスローズ。ドアップで撮りました。

花はちゃんと咲いてくれます。それにほっとします。

 


夢は牛のお医者さんの情報

2020-02-27 09:37:56 | その他

コロナのことで不安が広がりますね。早く納まってほしいです。

さて、2016年に出版したジュニア文庫、『夢は牛のお医者さん』

これはドキュメンタリー映画のノベライズでした。

新潟まで取材に行き、帯は銀の匙の漫画家さん、荒川弘が書いてくれた思い出ある一冊です。

夢は牛のお医者さんのドキュメンタリー映画の監督、時田美昭さんがテレビに出られると連絡がありました。

日本テレビのCS放送「NNN24」のチャンネルで、
今月28日(金)正午頃(当日中は何回もリピート放送の予定)
「the SOCIAL」のコーナー。
日テレの「NNNドキュメント」50周年にあたり、
過去の名作を、取材ディレクター出演で紹介するコーナーに、
「夢は牛のお医者さん」が選ばれた、そうです。

 

どうやらスカパーがないと見れないようなのですね。

でも、この映画はほんとうにいい映画でしたので、スカパーがある方、興味をもった方、見てください。

本もよろしくーー☆です。

 

なんか、ウィルスで世の中が、どよーんと暗くなっていますよね。

せめても明るい気持ちになれるよう、きれいなミモザの画像を

青山フラワーマーケット国立店です。

 

 


梅祭りとプラネタリウム

2020-02-24 16:37:14 | その他

ウィルスがこわいのですが、快晴にさそわれて、昨日、府中郷土の森、梅祭りに行って来ました。

屋外だからいいかと思って

すごい人、人、人。けっこう混んでいました。

 

ここには、プラネタリウムもありました。

ちょうど、星兄の爆笑プラネタリウムショーというのをやっていて、見ることに。

星兄さんというのは、上を向いて笑おうというキャッチフレーズでプラネタリウム解説で人気だとか。

今は長野県阿智村で、実際の星空をみて、案内しているとか。

日本一、星がきれいといわれるところですよね。今、すごく人気で、二千から三千人の人が集まることもあるとか。すごい町おこしですよね。おれ

わたしも行ってみたくなりました!

また、宇宙関係の展示で、ペンシルロケットがありました。

国分寺市にかつてペンシルロケットの発射練習場があったとかで、国分寺市はペンシルロケット、一押しなのです。ふるさと納税の返礼品にもペンシルロケットがあるほど。

なにやら、この小さなロケットの実験が、宇宙開発の基礎を築いたとか。

練習場の模型もありました。↓

あっという間の一日。

楽しかったけど、花粉をいっぱいすいました。今日は頭がくらくらです。

早く、コロナウィルスが、おさまってほしいです。そしたら、阿智村に行くのにな。

 

 


訃報 榎本司郎さん

2020-02-20 22:30:18 | その他

鬼ヶ島通信の初期のメンバーで、「絵本とおはなし」を創刊し、その後、版元がMOE出版のときの雑誌「MOE」の編集長もされていた榎本司郎さんがお亡くなりになったそうです。ももたろうの山本悦子さんが連絡してくださいました。

鬼ヶ島のパーティなどにも顔をだされていた方なので、知っている方も多いと思い、ここにも書きました。

わたしは榎本さんには、ももたろうができた頃、よく飲みに行って、いろいろ教えてもらったり、はげましてもらいました。

山中湖半の宿で鬼ヶ島のファンのつどいをして、ももたろうの合評をしてもらったことはすごい思い出です。

あのときは、みんな若くて、村上勉先生が、富士山がきれいだなーとすばらしい笑顔でおっしゃられて、みんなで写真をとりました。厳しかったけど、わたしにとっては転機になった合評会でした。

台湾にもごいっしょしました。鬼ヶ島のメンバーとももたろうの有志でいったんですね。

おもしろかったなー

MOEが白泉社にうつり、榎本さんがフリーの編集者になってからは、ポプラ社の文庫を三冊、つくってもらいました。ほんとうにかけだしの頃で、今読むとはずかしいです。お世話になりました。榎本さんは、野心もあられて、「絶対売れるものにする」といってはりきっていらっしゃいました。

その後も編集者をして、マンガの同人誌もつくったりされました。若い人を応援することが好きで、おしまず声をかけてくれるんですね。

最近は好きな演劇をされていて、講演会のちらしを見せてくれたりしました。

また、歌がとてもうまく、カラオケにも数回、ごいっしょしました。

最後にお会いしたのが、山本悦子さんが野間児童文学賞をとったときだったかも。

あの時が、ちゃんとお話しをした最後だったかもしれません。

末吉暁子先生が亡くなられて、千葉幹夫さんが岡山にもどられて、そして、榎本さんまでなくなられるなんて・・・。

あこがれて、お世話になった鬼ヶ島の初期のメンバーが少なくなっていくのは、とても残念で淋しいです。

なんか、しんみり、いろんなことを思い出しますね。

ご葬儀はされないようなので、今日、伺ってお悔やみをさせていただこうと思っています。

ご冥福を心からお祈りいたします。