赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

『お引っ越し』が新しなりました

2013-11-29 10:25:33 | 日記
落ち葉と格闘している毎日です。前が、老人ホーム。たくさんの木が植えてあって、きれいでいいのですが、その葉がなぜか我が家におしよせてきます。なので、落ち葉拾いで、わたしの一日は始まります。

さて、第一回椋鳩十賞受賞の作品『お引っ越し』が装いを新しくして発刊されました。
どーんと目立つ装丁です。それもそのはず、奈良美智氏の絵、名久井直子さんのデザイン。
この本を手にとったら、表紙をめくってみてください。驚きの絵がかくされていますよ。

八〇年代、離婚をクールに見つめる11才のレンコちゃんが話題になりました。映画にもなりました。そして、また、読み返して、平成の今も、少しも古く思えないのです。これって、すごいですね。

本を書く時、鬼ヶ島の先生方は、必ず、「長くよみつがれるものをめざして」とおしゃってました。この本はその見本みたいなもの。文庫になり、また、新しい装丁で生まれかわって発売されたのですから。

しっかりものを見ていて、どこかさめているレンコちゃん。
それは、あなたであり、わたしでもあります。そのリアルさが、この作品の魅力かな。
ぜひ、手にとってください。

また、ひこ・田中さんは評論家であり、アマゾンではトップ100レビュアーになっています。わたしも光栄なことに、時々、レビューを書いてもらっています。
今朝のWEB児童文学評論では、秘密保護法のことなどにもふれてましたが、拙著の『ジャングル村は ちぎれた てがみで おおさわぎ!』もほめてくれました!!!
この本は、おもしろかったという声もあり、お葉書ももらったりしました。
欲をだせば、もう少し売れてほしいーー。これは、児童文学にかかわる人、みんなの願いでしょうけれども。

今日の夜は、ワイン女子会の予定。ひさびさにわくわくしていますーー☆

矢玉四郎講演会

2013-11-26 14:00:35 | 日記
国分寺在住の子どもの本作家、矢玉四郎さんの講演会があります。国分寺市は、本当にたくさんの児童書の大人向けの講演会があります。大人向け作家の本は、ほとんどありません。これって不思議ですね。PTA活動から文庫へという流れがあるのでしょうか?
矢玉さんの講演会、わたしは残念ながら行けませんが、はれぶたは、今でも色あせずおもしろく読めてすごい。ご興味がある方は、どうぞ!


もとまち図書館児童文学講座

矢玉四郎さん講演
「子供がわかる、子供にわかる」

『はれときどきぶた』が出版されてから33年。
今もなお、子供たちの心をとらえて離さないのはいったいなぜでしょう。
もちろん絵の楽しさもありますが、きっと子供たちは思いもよらないようなストーリーの展開に、わくわく、どきどきするからなのでしょう。
そんな楽しいお話を書かれている矢玉四郎さんが、
今までの作家活動をとおして、子供について考えたこと、
もっと子供たちを理解していくことの大切さなどについてお話しします。
今年7月に刊行されたはれぶたシリーズ最新刊などのお話も聞けますので、
どうぞお楽しみに。

【日時】11月30日(土)
午後2時~4時

【会場】もとまち公民館
※入場無料、当日直接会場へ

【対象】大人向け

【講師】矢玉 四郎(やだま しろう)氏


→もとまち図書館042-325-4222




ゆるキャラグランブリ2013

2013-11-25 16:57:17 | 日記
ゆるキャラ戦国時代といわれるほどのゆるキャラブームの中、昨日、今年のグランプリが確定しました。ニュースでもながれたので、みなさん、知ってると思うのですが、一位は「さのまる」どんぶりを帽子にみたてた、とてもかわいらしいゆるキャラです。

わたしの応援している、にしこくんは、40位でした。もう少し、がんばってほしかったなーー。

人気のかわいいゆるキャラたちですが、裏側は、大変な実情もあるようです。
興味があって、ゆるくないゆるキャラの実態という本を読みました。
グランプリやイベントに参加するのは、実費。着ぐるみを着る人にも人件費をだすとすると、商店街や小さな地方都市では、維持できなくなってしまうところでてきてしまったそうです。くまもんのように、公務員なら問題ないのですが。

にしこくんも非公認キャラ。ボランティアでやっているのかなーー。

話は変わって、新刊の紹介。
「きっとオオカミ、ぜったいオオカミ」山崎玲子著 国土社。


わたしは、日本オオカミに興味をもって、物語につかえないかと少し調べたことがあります。それは成功しなかったのですが、タイトルにひかれ、読みました。
子ども目線でかかれた、一夏の冒険物語。
ファンタジーでなく、リアルな作品です。
物語にはカハク(国立科学博物館)も出てきます。今年、ダイオウイカ展は混でいて行かなかったのですが、かわりに常設展には行きました。
常設展でも、恐竜の骨があり、かなりの迫力。盛りだくさんで一日で見きれないような所です。そこを舞台にした作者の目のつけどころが、よかったと思いました。

ボジョレーヌーボー

2013-11-22 18:41:43 | 日記
11月の第三木曜日は、ボジョレーヌーボーの解禁日です。この日にあわせてF書店はボジョレーヌーボーを飲む会をします。
机いっぱいの持ち寄りの料理に、何本ものワイン。自由でおおらかな香りがする、とてもすてきな会でした。

「がむしゃら落語」の感想も聞けました。このところ、あわただしくて書けないでいるけれど、がんばろうという気になれました。

そして、ぽかぽか小春日和の今日は、父の命日が間近なので、母をつれてお墓まいり。
紅葉がきれいでした。
中央線は遠くに富士山が見えましたよ。写真は、墓地からとった青空です。


光丘真理さん・新刊

2013-11-21 08:17:59 | 日記
光丘さんは、わたしと同じK市の作家さん。なんと、今はご近所です。
その光丘さんが、文庫、「いとをかし!百人一首」シリーズ完結編、『届け! 千年のミラクル☆ラブ』をだされました。

百人一首を小学生にも短かに楽しんでもらおうということで、後ろには歌の解説、そした、最後には百人一首一覧もついています。
文庫なのでキャラをたてて楽しくさらっと書いていますが、これだけ書くのにどれだけ勉強されたかと思うと頭がさがります。それに、このさらっと書くっていうのが、案外、むずかしい。筆力がいるんですよね。

今回は恋の歌がたくさん出てきますよ。告白するためには、昔も今も、背中をおしてくれる人が必要だったりするみたい。恋してる人、これから恋したい人、昔の恋を思いだしたい人、手にとってください。

ところで、先日、公民館の10代を知る講座というのに行ってきました。作品をかくための参考にしたいと思っていったのですが……
今の10代の悩みを聞きたかったのが、WEB被害の実態という重い内容でした。気軽に顔写真や個人情報をフェイスブックやブログに載せたため、思わぬバッシングにあった、などの事例がこれでもかと知らされました。彼女との楽しそうな写真だけでも、やり玉にあがることもあるそうです。一度バッシングされると、バッシングの連鎖にあってしまうということ。
なんだかブログを書くのもこわくなるほどでした。
ブログを書く時は、公共の目にさらされるという自覚を忘れないようにしないといけないようです。

わたしも他人の個人情報、プライバシーに触れないように、いっそう努めますね。
○○の会にだれが来ていたとか書くと、人によっては困るかもしれないので、これからは控えることにします。
本の情報を中心に書いていくので、これからもよろしく!