赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

スカイツリーの街

2011-02-27 12:14:44 | 日記
昨日は、父がデイサービスを変えるというので、それに同行して打ち合わせをしました。
おだやかで、やさしい父が少しずつ老いていくのを見るのは、せつないです。

家へまっすぐ帰るつもりが、夫の思いつきで、スカイツリーを見ていっぱい飲んで帰ろうということになりました。
下町は、わたしは縁がありません。行ってみたくなり、地下鉄をのりついて、押上駅へ。
駅をでるとすぐに、ドーンとそびえて見えるかと思えば、近いほど探してしまうようで、きょろきょろ。近くのビルをまわって歩くとすごい迫力でそびえていました。




すごい人出で、カメラをかまえた人が多かったのですが、近くに居酒屋はほとんどありません。あっても、満席。商店街のイメージキャラクター、おしなりくんの家という観光案内所でビールを飲みました。おしなりくん、ストラップがもらえました。

おしなりくん、かわいいのですが、公式キャラクターは、ソラカラちゃんという女の子がいるそう。これからは人気を争うのでしょうか?
吾妻橋周辺でも、あずまちゃん(?)のようなキャラクターを考えているそうで、ゆるキャラでイメージアップ作戦、ライバル多しの状態のようです。

帰りは、浅草まで歩いて帰りました。
外国の方が多いのに驚きました。
以前、浅草で『ももたろうの会』をやったことが思いだされました。
下町につよい堀切さんが、さくら満開の中、牛嶋神社まで案内してくれました。
ちょっと前のようにも、ずっと前のようにも思えます。


再読・佐野洋子

2011-02-25 09:47:15 | 日記
先日、末吉先生の講演会がとても有意義だったので、そこで紹介された本が気になっていました。だから、本屋にならんでいたやまぶき色の表紙のきれいな本、『あの庭の扉をあけたとき』佐野洋子・作 を衝動買いして、そのまま一気に読みました。

あー、おもしろかった。
そして、痛快です。
「わたしは、強情なの。強情じゃない人なんて、つまらないわ」
「わたしには名前があるけれどね、それは人が勝手に呼んだだけよ。本当の名前は自分でつけるからいいのよ」
セリフのひとつひとつに、にんまりしていまいます。
なんて、ステキな強情っぷり。

わたし自身、とても強情なのですが、つい、嫌われてたくないと思ってしまうので、こんなに堂々と強情になれません。けど、やはり強情だから、ときどき、人間関係がこんがらがる時があります。
佐野洋子さんの作品の登場人物は、そんなわたしの小心な悪あがきを、からっと笑い飛ばしてくれるようなところがあって、気分がスカッとしました。



そして、あの名セリフ
「わたしは七十になったけれど、七十だけではないんだよ。生まれてから七十までの年を全部もっているんだよ。七才のわたしお十四才のわたしも・・・(省略)」

佐野洋子さん、空の上でも、強情をはっているのでしょうか?
それであってほしいです。

我が家のお雛様

2011-02-22 15:13:51 | 日記
うちも、雛人形を出しました
本当は五段飾り。でも、荷物が増えて、せまくなって、毎年、御内裏さまとお姫さま、ふたつしか飾れません。
あとのお雛さまは、ずっと箱の中。毎年、胸がいたみます。

とても涼しげな目もとの、端正な顔だちのおひなさま。
かざっただけて、部屋がはなやかになりました。



今朝は、ももたろうの山本さんと電話でぺちゃくちゃ。
メールもいいけど、声を聞くのは、やっぱりうれしい☆

府中郷土の森

2011-02-21 09:18:26 | 日記
梅が咲いているというので、府中にある郷土の森という公園に散歩にいきました。
まだ、風が冷たい、裸木の庭園に、梅の白とピンクがほわほわと彩っていました。メジロも梅の木の枝で遊んでいました。



この庭園には、昔の民家の復元がされていて、その中のひとつに豪華なお雛様がかざられていました。人形好きなわたしは、じっと見入ってしまいました。古いお雛様って、絶対なにか力をもっているような気がします。だって、わたしもしばらく見ていただけで、心にふっと光がさしたような気になったのですから。

いつかそんなお雛様のお話しを書こうと思っていますが、名作がすでに書かれているだけに、なかなか書けません。けど、角度をかいて、いつか・・・。そんな思いをもらって、帰ってきました。



郷土の森の中には、プラネタリウムもあり、行ったのですが、残念、暗くなったとたん、眠くなって、ところどころしか覚えていません
また、花粉の薬を飲んでいない時に、挑戦してみようと思いました。

創作教室の最終日です

2011-02-19 08:25:21 | 日記
今日は、創作教室の最後。
いろいろ生徒さんからおしえてもらうことの多い一年でした。
自分ではわかっているつもりのことも、いざ、説明しようとすると全くおぼつかなく、いろいろ勉強しなおしました。
わたしのテキストは鬼が島です。先生方のきらきらした思い、言葉がはいているから、いつもはっとさせられます。

とくに好きなのは、20号と33号。
20号は、わたしの入選作がのっているからもありますが、特集「エッセイこどもの本」が読み応えあります。村上勉先生の表紙画がなつかしい。



33号はファンタジー特集。これはエッセイもすばらしいのですが、座談会がおもしろい。なんてったって、佐藤さとる、神宮輝夫、末吉暁子、司会 野上暁なんですから。
プロイスラーさんとの対談話も掲載されています。
また、こういう座談会をしてほしいなあ、なんて思ってしまいます。
(座談会のテープおこしの大変さも、わかりまずが)

そして、鬼が島を読むのは、もうひとつ理由が。
一冊だけでも本をだしたいと、もがいていたかつてのわたしが、思いだされるからです。だから、読むたびに、また、がんばろうと思えます。