赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

みちのく童話会『東北こわい物語』発刊

2025-01-15 08:52:48 | その他

みちのく童話会、編著の東北を舞台にしたシリーズの五冊目、『東北こわい物語』が出版されました。

今回、とくに東北らしさがよくでていると思いました。

東北6県を舞台にした作品、6冊がのっています。

仙台の縛り地蔵、遠野のマヨイガ、恐山の地獄めぐり、安達ヶ原の鬼婆、蔵王の樹氷、田沢湖の辰子姫伝説。

ちばるりこさんの『マヨイガの贈りもの』は、最後、こうきたかと驚きました。みごとなどんでん返しです。

こういうの書くの、むずかしいんですけどね。

やはり地元が舞台となると、それぞれの作家さんのいいところが倍、倍になって作品にあらわれるようです。

みちのく童話会というチームワークがあってこそ、できたシリーズなのかもしれません。

 

さて、今日はわたしは、ひさびさBeこどもの本の読書会にでます。

課題図書は、

:『全校生徒ラジオ』 有沢佳映著
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000393163
全編、会話からなるポッドキャスト小説。新しい試みです。どんな意見がでるでしょうか?

パワースポット 三峯神社

2025-01-14 13:54:22 | その他

一日だけのツアーに参加して、真冬の三峯神社にいってきました。

まず、新宿から西武線が力をいれているレストラン列車「52の至福」にのり、秩父へ。

これは四両の列車ですが、厨房がついていて、レストランのようにコース料理をサーブしてもらえます。

とても贅沢なレストラン列車です。

今月、夫が誕生日なので奮発しました。西武 旅するレストラン 52席の至福

西武秩父についたら、バスに乗り換え、今日の目的地の三峯神社へ。オオカミが狛犬の神社、一度はいってみたかったのです。

パワースポットともいわれていて、パワーが落ち込み気味のわたしとしては力ももらいたい。

ただ、遠かったです。西武秩父からバスで一時間。細い道をくねくねあがります。

やっと着いても駐車場から寒いなか、20分ほど歩きます。

でも、その分、着いたときの感激はひとしおでした。御祭神・由緒 | 三峯神社

 

おみくじをひきました。中吉。今年は中吉なのかな?

帰り道、電車の窓から芦ヶ久保の氷柱も見られました。

そうなんです。秩父、寒いです。三峯神社は山の上なので、さらに寒い。凍えました。

夏に行くべきところかなっと、ちらっと思ったりもして。

でも、裸木がきれいで空気の澄んだこの季節ならではの雰囲気を楽しめました。

秩父、いいところです。

 

 


丘修三『児童文学作品集』

2025-01-12 09:43:31 | その他

丘さんが本を送ってくれました。丘さんはもうだいぶ前に年賀状じまいをされたのですが、わたしがしつこく年賀状を送っていたら、寒中見舞いなどをお返しをくれました。

それが今回は、この本です。

昨年、国土社からだされたものですが、これまで単行本に収められてない作品が載ったものになっています。

おどろいたのは、あとがき。

「ありがとう そして さようなら 児童文学」として、この作品集をつくられた思いを語られているのですが、児童文学と出あえた感謝とともに、ここらあたりでペンを置くとも書いてありました。

83才の夏 藤野にて と、あります。

藤野のお宅には、ずいぶん昔にうかがったことがあります。だれでもどうぞというようなオープンマインドの先生でした。

なんか、ひとつの時代が終わったような気持ちになりました。

そういえば、去年の後半、児童文学にたずさわってきた巨星が次々と亡くなられました。

とはいえ、この本はしんみりしたものではありません。丘さんのちょっとひょうひょうとした感じが良く出た味わい深い作品がのっています。

みなさま、ぜひ、丘修三さんの最後の作品集、お手にとってください。


佐藤まどか 新刊『きみの一歩 イタリア』

2025-01-11 08:43:17 | その他

佐藤まどかさんの新刊の紹介です。

今回はエッセイ。イタリア在住で子育てした佐藤さんが、自分のおじょうさんのたどってきた道を紹介してくれます。副題は『夢につながるうねうね道』です。

佐藤まどかさんは、おじょうさんの小学校時代をくわしく書いてくれました。

違う国の学校事情、わたしは全然知りません。だから、とてもおもしろく読みました。

とくにハンディキャップがある子には、補助の先生がひとりつくというところに感動。インクルーシブ教育っていうそうです。

日本だと予算がないから、そうそうつけてもらえません。

今は変わっているのでしょうか?

また、中学、高校、大学、卒業試験が厳しいのも日本とちがうところですね。あまり大学時代、勉強しなかったわたしは、今になってもっとやっておけばよかったと思ってます。

佐藤まどかさん、単身でイタリアに留学して、子育てもしてと、とてもパワフルです。夢を自分でつかみとっていますよね。

そのいろんな経験が今の創作の下地になっているのでしょう。

ほんと、若いときの自分にカツをいれたいけど、もう、時間はもどらないよね。トホホ。

 

「キミの一歩」はあかね書房からのシリーズの名前らしく、海外で暮らした経験のある方たちのエッセイかこれからぞくぞく出版されるようです。

これはおもしろそう。物語はちょっとという人にも喜ばれるでしょう。

注目です。

 

 


新しい市役所

2025-01-08 09:56:12 | その他

国分寺市役所がプレハブ、おんぼろだったのが、新しい建物に変わりました。

お散歩がてら行ってきました。

まぼろしの七重の塔の模型

木を基調にした気持ちのいい空間でした。武蔵国分寺公園の近くにあります。

図書館分室もオープンときいたのですが、とても小さなスペースでした。

国分寺ゆかりの児童文学作家の本をかざってくれるということで、わたしの本も全部ではないのですがかざってもらいました。

片山健さん、令子さんの本もあります。おーなり由子さんの本もあります。

どちらも国分寺在住だったのですね。

もちろん、お友達の西沢さんのコーナーも。

西沢さんは、さっそく、『暴走するAI』を紹介してくれました。

こちらは7日発売ということなので、そろそろ書店にならぶ頃。ならんでいればいいけど。