歴史的薩長連合とでも言いましょうか。7月8日のMarsTodayによるとESAとNASAとで2016年から始まり、2020年に亘る火星探査協力を進めることが合意されたとのこと。
背景には、各宇宙機関の予算上での危機がありました。
ESAは、Exo-Marsミッションを完遂し、更なる火星探査に繋げる為、政府から国際協力に努めるよう勧告されていました。
また、NASAもMSL(Mars Science Laboratory)が2009年から2011年に延期された後、予算面から今後の火星探査計画の見直しがされている状況です。
こうした両宇宙機関の事情もあり、昨年末から協議を重ねてきたようです。
詳細は、下記にて
http://www.marstoday.com/news/viewpr.html?pid=28684
まず、両機関でMEJI(Mars Exploration Joint Initiative)を設立して、更に下記の組織を運用していくとのこと。
・a joint ESA/NASA engineering working group(JEWG)
・a joint executive board
・a joint architecture review team
2020年の火星からのサンプルリターンを最終目標としてます。
そうこうしているうちに7月10日のMarsTodayの情報で、NASAからこの件に関して説明資料が出たことが報告されました。
前半部分は、MSLの予算状況。そして、後半はESAとの協同事業について詳しく説明されてます。
詳細は、下記にて
http://www.marstoday.com/news/viewsr.html?pid=31742
それにしても、昨今の経済状況からすれば予算が厳しいのは仕方ありませんね。
年収何百億円とかいう桁違いの大金持ちがいるのですから、助けてくれませんかね・・・。
でも、ESAもNASAも火星探査に対する強い意志を感じます。
人類の未来が掛かってると言うことですね。
頑張ってほしいし、応援していきましょう!