火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

Spiritがいる近くのMa'adim 谷の影像です。

2009-07-28 23:42:35 | ESA
ESAのMars Express搭載のHigh Resolution Stereo Cameraで2008年12月24日に撮影された地形が公表されました。
Ma'adim谷は、Marineris峡谷に次いで大きい谷の一つだそうです。クレーターや溶岩流そして地質学的特長がある地域です。

詳細は、下記にて
http://www.esa.int/SPECIALS/Mars_Express/SEMQU2E3GXF_1.html

下記の写真は、Ma'adim谷の南東で138x70kmの広さで中心が南緯29°、東経182°です。
Spiritが動けなくなっているところに近い様です。Spiritの脱出には、まだ時間が掛かりそうですね。何か良いアイデアは、ないものでしょうか?



Ma'adim谷は、幅20kmで深さが2kmで「二分境界」の近くの南高地に始まってGusevクレーターで終わっています。
「二分境界」は、標高が高くてクレーターが多い南半球と標高が低くクレーターが少ない北半球を分けている境界を指してます。文献を見ると「二分性」と言ってます。
表面の年代は、南半球の年代が古く、北半球は年代が若いといえます。
下は、ortho-imageという高度を色分けした地図です。(この辺りは、詳しくないのですが。)
紫が-500m、ブルーが0m、オレンジが+500mというようになっています。画面で言うと上から下へ高度が高くなっています。クレーター内が一番低いですね。



Tharsis火山地帯の形成の影響が見られるとのことですが、私には十分理解できません。
でも、こういう地形が着々と調査されていることは、今後の進展に期待が膨らみます。
最初の火星基地は、どこになるんでしょうか?
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デボン島での火星探査シュミレーション終了

2009-07-28 00:32:48 | 火星協会




7月6日にアメリカ火星協会の6人のFMARS(the Flashline Mars Arctic Research) のクルーがデボン島に着いてから約1ケ月が経って、26日が最終日となりました。
この間、いろいろ新しい試みをしたとのことです。
例えば、
・UAV (Unmanned Aerial Vehicle)での地質調査場所の探査
・地震波を使用して地表下を探査し、水を探す
・含水鉱物から水を抽出する
・GPSの使用
・フロリダから探査車を遠隔操作する
と言うようなことを火星用宇宙服を着てやりました。
この調査の詳細は、7月30日から8月2日に開催される第12回火星協会のコンベンションで発表されるとのことです。

デボン島での様子は、下記にて
http://www.fmars2009.org/

火星協会は、こちら
http://www.marssociety.org/portal/groups/AnalogsTF/FMARS09SimBegins/

野外活動の一コマです。遊んでますね!

コメント (1)
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