火星への道

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まだまだやってます

2010-08-28 23:53:25 | Weblog
8月25日にCMO 日本語版 第375号が発表されました。
今回は、「国際火星観測者協会(仮称)」(ISMO)という形での第一回目です。

日本の私達は、下記の東亜天文学会 火星課のCMOを見れば必要な情報は充足するとのことです。

http://www.hida.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/S3_J_index.html

内容は下記のとおりです。

①巻頭論文:クリストフ・ペリエ: 火星の赤い表面を菫色で観測する事の意味(2005年接近の經驗から)

②09/10 CMOノート(3): 北半球春分後の朝の蒼い模様

③CMO 2009/2010 Mars Report #19: 16 July 2010 (λ=119°Ls) ~ 15 August 2010 (λ=133°Ls)

④Ten Years Ago (180)

⑤2010年度版『天文年鑑』火星項を糾弾する (『天界』8月号より転載)


それと英文でのCMO#375を見れば、補完し合えますね。
私は、CMOで使われているカタカナの地名が私の親しんでいるのと少し違うことがあるので英文で確認してます。

http://homepage3.nifty.com/~cmomn4/CMO375.pdf

①はかなり専門的で、私には理解不能です。
②は、今回の小接近での朝方のシルチス・マイヨル、アエテリア、マレ・アキダリウムの観測での朝霧の影響を考察しています。
ブルークリアリングなるものは、否定してます。
③が今回の7月16日から8月15日までの観測報告です。今回は、4人の方の報告のみです。
視直径は4.9"から4.5"に落ちており、特に視赤緯は4°Nから3.6°Sとなったとのことです。
かなり見にくいと思います。
中央緯度φは26°N、位相角ιは33°から28°となっています。

詳しくは、下記にて
http://www.hida.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/375/Report19.htm

まだ、結構観測できていますね。
いよいよ次回は、8月の後半を報告するとの予告がされているので、次回で観測は終了しそうです。
次回の接近は、2012年3月5日ですが更に小接近となります。
地球との距離が10,078万km(2003年の倍近い距離です。)
最大視直径が13.89秒です。今年の接近時が14.1秒でしたから更に小さいということです。
火星通信の方々の活動を見ていると、改めて「継続は、力なり」という言葉が実感されますね。
この蓄積されたデータは、実際に火星に行った時に更に有効な情報となると思います。
今までの活動に敬意を払うと共に、今後の活動にも期待しております。
若手(小中学生辺り)の育成もお願いしたいですね。

下記は、全く関係ないですが、イタリアで見かけたジャックラッセルテリアです。
コメント
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