火星への道

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食べるのではなく食べられた?

2010-12-26 20:52:45 | Weblog
12月23日のMarsTodayにOpportunityに搭載されているpanoramic camera(Pancam)からの情報でOpportunityから見た夕日と太陽をPhobosが横切る様子が紹介されています。

詳しくは、下記にて
http://www.marstoday.com/news/viewpr.html?pid=32373

太陽が沈む様子は、2010年11月4日~5日の情報から作った17分の画像を30秒に短縮したものです。

また、Phobosが太陽の前を通過する様子は、見ていただけば分かるとおり、Phobosが小さいので地球上で見られる日食とは違います。
それで、transits(通過)とかpartial eclipses(部分食)と言うそうです。
この画像は、2010年11月9日の日没前に撮られた画像です。




元ネタは、下記にて
http://www.nasa.gov/mission_pages/mer/news/mer20101222.html

これらの画像は、rover science team memberのMark Lemmonさん(Texas A&M University)PancamのLead Scientistの Jim Bellさん(Cornell University)たちがOpportunityから得られた画像等を利用して作成したものです。

地球で見る日食と全く違って通過する感じですし、なんだか小学生の時に顕微鏡で見たミジンコのお腹の中を思い出しました。

でも、 Lemmonさんはフランスの作家マルセル・プルース(Marcel Proust)の下記の言葉を引用してPancamに敬意を表してます。
「The real voyage of discovery consists not in seeking new landscapes, but in having new eyes.」
本当に地球で温く温くしながら火星の景色を見られるわけですから、改めてありがたいことと思いました。
それにしても幻想的な画像ですね。太陽を中心にして青色のグラデーションが神秘的です。
なんだか簡単に移住でも・・と思ってしまうのは、私だけでしょうか?
いや、地球上に何人かは居そうですね。
コメント
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