火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

青ざめた逞しい6人の帰還

2011-09-01 23:06:45 | 520MARS


ESAのMARS500のサイトにみんなの元気そうな姿が紹介されています。
また、シュミレーション上の現在の日時は、上の画像によりますと2019年6月17日となっていますね。
火星と地球が遠ざかりつつある状況です。

いよいよ残すこと約2ケ月となってきました。
11月4日には、6人のマーズノウトが元気な姿を現してくれるとのことです。
当初の予定では、11月6日だったかと思いますが、ESAの2011年2月更新のinformation Kitによりますと11月5日となってますね。

テストは、順調に進んでいるようですが、残りの2ケ月間がかなり厳しい期間でもあると警告しています。
ただ戻るのみの単調な時間と気が抜けた状態で2ケ月を如何に乗り切るか?
実際の火星探査でも経験しなくてはならない時間です。
実際に人類初で火星へ行って帰還する場合でも気の緩みが生じるのは、避けがたいことと思われます。
この閉鎖実験でも大切な期間でもありますね。
写真のみんなの顔を見て、疲労感とともに脱力感も感じるように思います。
考えすぎでしょうか・・・
9月12日には、地球の引力圏に到達する計画です。



8月12日の時点で地球と宇宙船との距離が48,158,000kmでした。
この距離は160光秒に相当します。それが8月末に60秒ほどになっているようです。
9月15日には、通信での時間差は無くなる予定です。
そして10月13日には、地球の周回軌道に入ることとなります。

ESAのサイトには、the blue lightの効果をテストしている様子のビデオが紹介されています。

「Questionnaire about sleep quality “Blue light” (ESA)」のことですかね。

「警戒態勢と睡眠と目覚めの行動への青を増進した光の効果」:
不十分な背景照明は、有害な生理的変化、不十分な睡眠、遂行能力そして新陳代謝を引き起こす。青に満たされた光による刺激を使うことで、睡眠と目覚めの挙動、睡眠の質、主観的警戒レベルそして24時間のリズム等において火星500閉鎖環境で目に見える光の累積効果が評価される。

いろいろなテストの結果が実際の宇宙生活に生かされることでしょう!
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする