火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

現在の技術で火星に行くことは可能です

2011-09-04 10:49:09 | 火星協会
マーズ・ダイレクト―NASA火星移住計画
クリエーター情報なし
徳間書店


現在のところ、アメリカの長期計画に2030年代の半ばには、有人宇宙船を火星周回軌道に乗せ地球に無事に帰還させる案があります。
もっと早まる事を期待してます。
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火星に野菜を!

2011-09-04 10:21:56 | 植物工場
8月29日のMarsTodayによりますとSpace Food Systems Laboratoryの上級研究者のMaya R. Cooperさんが米国化学会(ACS)の第242National Meeting & Expositionで「火星への最初の有人ミッションの成功の鍵のひとつは、食料を如何に供給するかだ」と発表したそうです。元ネタはこちら
(注1)ACS(世界最大科学界)は8月29日、コロラドコンベンションセンターとダウンタウンにあるホテルで開会しました。 出席者は約9,500人、新しい科学の進歩に関する7,500以上のレポート。2011年代の最も大きい科学的集会の1つになるとのこと。
(そのまた注)日本化学会は、ACSに次いで2番目の規模とのことです。今年の春季年会は、3月11日の大震災の影響で中止となってますね。

Cooperさんによると、1961年に人類で最初に宇宙空間を飛んだガガーリンが飛行中に食べたパテとキャビアが宇宙食の始まりだったとのこと。
それから、50年間で宇宙食は改良・発展して来ました。
①当初は、フリーズドライの塊や歯磨き粉のチューブのような容器から搾り出したべとつく食べ物を食べたようです。
②1960年代後半には、暖かい料理をスプーンで食べられるようになりました。
③1970年代のスカイラブでは、冷蔵庫や冷凍庫に格納された72個の異なった食物を選ぶことができるようになりました。
④近年、スペースシャトルの宇宙飛行士は、朝食には、いり玉子を食べ、コーヒーを飲んで、おやつにはチョコレートかブラウニー(ナッツ入りチョコレートケーキだそうです)、昼食と夕食には、鶏肉、マッシュルームスープまたはライスピラフなどから好きなものを選ぶことができます。



かなり快適になってますね。野口さんがお寿司を振舞ったこともありました。

今までの実績から、宇宙飛行士は1日あたりの3.8ポンド(1.725kg)の食物を消費します。
従って、火星への5年間の任務を想定すると、1人あたりのおよそ7,000ポンド(3,178kg)の食物が必要となることを意味します。
Cooperさんは、全てを地球から持っていくのではない新しい方法としてbioregenerativeシステムを提案してます。
どうも植物工場のようです。
植物を育てることで呼吸用の空気の循環も期待できるということです。
今回の報告では、10の作物が、火星探査ミッションの家庭菜園の主要な候補として紹介されています。
それは、レタス、ホウレンソウ、にんじん、トマト、シャロット、ラディッシュ、ピーマン、いちご、新鮮なハーブとキャベツだそうです。
従って、火星を目指すマーズノウトには、園芸の技能も求められるようです。
家庭菜園で腕を磨きましょうかね。

MARS500でも植物を育てることには、食事のバラエティを増やすことの他にマーズノウトたちの精神的癒しの効果も認められています。

(以下、事務局の夢)
火星の土で植物を育てて、それで家畜やペットを育てることになるでしょう。
それによって、将来は、定住可能な環境を整備することが出来ることでしょう。
自給自足で地球からの自立だって可能ですよ。
火星産のトマトが地球へ輸出されることもあるかもです・・・
宇宙に行くのだから我慢が当たり前と思っていましたが、快適さを追求できるレベルが可能になっているようです。
コメント (1)
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