火星への道

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次のそしてその次の君達への贈り物

2010-07-16 21:31:16 | 火星地形
7月13日のMarsTodayによりますとNASAの Ames Research CenterとMicrosoftとが共同で「WorldWide Telescope」にNASAの火星データを追加し、高解像度の3-D地図を作成したと発表しました。



詳しくは、下記にて
http://www.marstoday.com/news/viewpr.html?pid=31233

MGS(Mars Global Surveyor)のMars Orbiter Camera が撮影した7万4000枚の画像とMRO( Mars Reconnaissance Orbiter)のHiRISEカメラが撮影した1万3000枚以上の高解像度画像などが新たに追加されたということです。

Ames Center Directorの S. Pete Wordenさんは「我々の希望は、このことが科学的な発見に取り組む次の世代の探査者たちを奮い立たせることが出来ればということです」と言ってます。

早速見てみましたが、かなりきれいな画像です。私のPCですと画像の切り替えに1分程度掛かりますが、待つ価値はありますね。
ただ、もっといろいろ楽しめるようです。
うたい文句としては、完全対話型画像と言ってます。
また、NASAの2人の科学者によるビデオツアーも見られるとのこと。
James Garvinさん(NASAの Goddard Space Flight Center)と Carol Stokerさん(Ames Research Center)です。
Garvinさんのツアーは、火星の地質史を見て、有人探査での3箇所の候補地について議論します。3箇所の候補地は、火星の異なる地質年代を代表してます。
Stokerさんのツアーは、「火星に生命は存在するか?」という質問に対してPhoenix着陸船の発見を説明するそうです。

「WorldWide Telescope」については、下記にて
http://www.worldwidetelescope.org

火星の画像は、下記のHiRISEのサイトにて
http://hirise.lpl.arizona.edu

HiRISEの画像からもいろいろな発見がされていますので、こういう貴重なデーターの公開ということが大変重要だと思います。
いくらでも研究のネタが出てくることが期待出来ますね。
これこそ競争原理による発展の連鎖に繋がります。
データーの独占は、個人の利益にしかならず、いつかは腐敗→捏造になる可能性を秘めているのでしょう。

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