4/14のNASAの発表によると、カリフォルニアの米航空宇宙局エイムズ研究所で3月から4月に亘ってMars Science Laboratoryのパラシュートの風洞実験が終了して合格だったそうです。
この風洞実験施設は、世界最大で高さ24メーターで幅37メーターです。ボーイング737の格納庫に十分なほど大きいとのことです。
奥行きが明記されていませんが、長さは・・・。
パラシュートは、80個のサスペンション・ラインを持っていて、その長さは、50M以上で、開いた大きさは、およそ直径16メーターです。
MSL着陸船は、火星の大気に突入してからマッハ2.2でこのパラシュートを開くそうです。
そのときの流体抵抗は、最大6万5000ポンドとなるとのことです。6万5000ポンドは、1ポンド=0.454kgですから換算すると29.5トンですね。大変な力に耐えて大切なMSLを守ってくれるのですね。
とりあえず、2011年の打上げに向けて一歩前進ですね。
詳細は、下記で
http://marsprogram.jpl.nasa.gov/msl/news/whatsnew/index.cfm?FuseAction=ShowNews&NewsID=90
MSLローバーの名前も今月末か5月初めには、発表の予定ですので楽しみです。
ホントに大丈夫なのか?と少々不安になります(汗
1.突入時に小さいロケットで減速をして
2.適切なタイミングでこのパラシュートを開くんですね
3.そして、問題のsky craneの登場となるわけです。sky craneでロケット噴射によって更に減速して
4.最後にsky craneから切り離されて、無事MSLが着陸するということですね。
それにしても、775kgの重量物を20kmの範囲内に正確に着陸させようという計画ですから、本当に祈りたい気分です。
http://marsprogram.jpl.nasa.gov/msl/mission/timeline/edl/