MMX
JAXAは、MMX探査機に搭載する小型着陸機について、フランス国立宇宙研究センター(CNES)とドイツ航空宇宙センター(DLR)での共同開発に合意しました。
http://www.jaxa.jp/press/2018/10/20181003_mmx_j.html
共同声明発表者
・JAXA理事長山川 宏
・CNES総裁ジャン=イヴ・ル・ガル
・DLR長官パスカール・エーレンフロイント
なんと!今日、小惑星探査機「はやぶさ2」からリュウグウに投下された小型着陸機“MASCOT”は、DLRとCNESが共同開発したものなんですね!
(C)JAXA
この署名式はMASCOTの会見に合わせて行われたので、リアルタイムで見ていました!
はやぶさ2・MASCOT共同による小惑星探査の成功に引き続き、「次も一緒にやるぞ!」という強いメッセージを感じる演出でしたね。
時間的余裕もあることですし、フィラエくらいのサイズのものを乗っけてくるのではないでしょうか。
当座、私はMASCOTがもたらしてくれる新発見の発表を楽しみに待っているところです。
一方、一つ前の記事の話にはなりますが、アメリカはすっかり有人小惑星計画を諦めたようですかね?
有人小惑星計画は、元は”Journy to MARS”の方法として月を経由するか?小惑星を経由するか?ということで浮上してきたと思います。
現時点では、トランプ大統領の決定で月周回軌道のGATEWAY方式が主流となって、流れが決まった様相ですね。それも国家事業としてだけではなく民活で財界も取り組む形となってます。
と言う事で有人小惑星は、”Journy to MARS”の主流からは外れたと言えると思います。
ただ、有人小惑星探査は3年前くらいから、行くのではなくて無人宇宙船で月の周辺まで運んでくることが検討されていて、資源開発が主目的になっているようです。
私は、アメリカ火星協会が提唱しているマーズダイレクトに影響を受けていますが、今回のGATEWAY構想は、結構良い線を行く感じがしています。
大きなお金が動く匂いがします。
とりあえず、地球低軌道と月は、実現性が高くて、観光資源として魅力的な場所で大きな投資が見込めますね。
月で無重力を利用した遊園地を提唱している人たちもいます。
個人的には、当面の最高目標として有人火星探査・入植が入っているので、推移を見守りつつ期待しています。
ただ、小資本でマーズダイレクト方式で火星一番乗りを目指す冒険家が出ると「良いな」とも夢想してます。
どこかの財団が「火星一番乗り」の賞金を出せば・・・
関連資料です。https://diamond.jp/articles/-/169681