Sol43までの移動ルートです。Glenelgまで半分ほどの地点ですね。
総移動距離が290mとなりました。
Sol43でCuriosityが止まった2.5m先に下図の石があります。
高さ 約25cm、幅 約40cmです。
ローバーチームは、Curiosityの接触機器の最初のターゲットとすることに決めました。
接触機器とは、MAHLIとAPXSですね。
さっそく石に「Jake Matijevic」 という名前が付けられています。
Jacob Matijevicさんを追悼してのものですね。Jacob Matijevicさんは、2012年に亡くなっているようです。
Jacob Matijevic:MSLプロジェクトおよびCuriosityの地表オペレーション・システム技師長でした。更にSojourner、 Spirit、 Opportunity等の主要なエンジニアでした。
下図は、最初の目的地であるGlenelgを100mmのMastCam(M-100)で撮影したものです。
3つのタイプの地表の一つで、よく発達した層状の明るい色調をしています。
これは、恐らく沈殿物が堆積した記録を示すでしょう。このエリアには、全体に幅1m程度の黒い帯状のものがあります。
この場所は、重要な化学目標です。
下図は、34mmのMastCamで撮影したものに上記の画像を合成したものです。
下図は、Sol37(2012年9月13日)に太陽面を通るPhobosの画像です。
左が34mmのMastCam(M-34)で、右が100mmのMastCam(M-100)で撮影したものです。
左と右の画像とで18.37秒の時間差があります。
下図は、M-100の256画像によって作成されました。
Phobosの通過によって太陽光の約5パーセントが遮られました。
また、REMSでも観測が行われ、紫外線が約5%遮られたことが確認されました。
科学者は、火星の月の軌道の要素を正確に決定する為に、これらの機会を利用します。
また、Opportunityが火星の反対側Meridiani PlanumでPhobos と Deimosの通過を観察する予定です。