「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

ウィスキーの名品「ラガヴリン16年」

2025年01月25日 | 独り言

つい先日のブログ「脳を麻痺させて音楽を受け入れやすくする工夫」の中で、「音楽とウィスキー」の関係性に言及したところ、さっそく南スコットランド在住の「ウマさん」からメールが届きました。

タイトルは「アイラ島」

「ウィスキー大好きな僕は陰口を言われたことがあります…「あいつはウィスキー好きが昂じてスコットランド人を嫁に貰った」

14歳の時に父親の部屋で見つけたボトルをこっそり飲んでみると、これがなかなかいけるじゃないですか?

その時の体験をスコットランド人にいうことがあります。

「14歳で初めて飲んだスコッチウィスキーに感激した僕は、自分の血にスコットランドのスピリッツがあると思うようになったんです」

スピリッツには「精神」と「蒸留酒」の意味があるので、このジョークは結構ウケますね。
 
スコットランドの西方に浮かぶアイラ島はウィスキーの聖地と言えます。ISLAYと書いてアイラと読みます。

このアイラ島にあるすべての蒸溜所を、やはりウィスキー好きの親友、日本フィルのソロ・コンサートマスター木野雅之と訪れたことがあります。彼はどの蒸溜所でもヴァイオリンを演奏しました。

彼の最愛のウィスキー「ラガブリン」の海辺で演奏したバッハ「シャコンヌ」は見事でした。蒸溜所で働いている方々が、聞こえて来るヴァイオリンの音色に惹かれて次々と外に出て来ました。蒸溜所所長が感激して、蒸溜所限定の特別な「ラガブリン」をプレゼントしてくれたのはいい想い出です。


 
さっそく返信~。

「素敵なお話、ありがとうございました。ラガヴリン・・、量販店ではまず見かけませんけど一度飲んでみたいものですね(笑)。」

すると、すぐに往信が・・。

「もう故人ですが、かつてウィスキー評論家として最も権威のあった方がマイケル・ジャクソン氏です。

彼は、ウィスキーブックと言う本を出していて、その中で、ウィスキーの順位を付けていました。
僕も含めたウィスキー愛好家は、その順位を大いに気にしたものです。
その中で、彼が最高点をつけたのが「ラガブリン16年」でした。
 
ぜひ一度、探して見てください。やや海藻の薫りがする独特の味に最初は戸惑うかも知れませんが…」

ハ~イ・・、こうまでご親切に誘導していただくと乗らざるを得ませんね~(笑)。

田舎の量販店では絶対といっていいほど見当たらないブランドなのでネットで探したところ、すぐに見つかった。しかも「送料無料」ときている。

かなり高価だけどお金を持ったまま息を引き取るわけでもないしねえ~、たまにはいっか(笑)。

注文すると、見事に2日後の一昨日(23日)に到着。


 
さあ、興味津々で夕食前のひと時、この初見のウィスキーを味わった。

独特の風味と香りがする・・、極めて個性的なテイストといっていい。

ウマさんは「海藻の薫り」と仰ったが、自分には古い木材の匂いが染みついた樽の独特の匂いがしてくる感じ・・、しかし、これは慣れてくると「病み付き」になりそうな風味だよなあ~(笑)。

なぜ高名なウィスキーのお値段があんなに高いのか・・、やっとその理由の一端がわかった感じ、「このウィスキーじゃないと絶対に出せない風味があるから」。
 
改めて「個性」の大切さに思いを馳せた。

音楽では「一小節」聴いただけですぐに「モーツァルト」の作品だとわかるし、オーディオも音を聴いただけで想像できるスピーカーがあるし、人間だってそう・・、「この人ならでは」の個性あふれるタイプになりたいものです。平々凡々としたブログ主に偉そうなことを言う資格は無いけどね(笑)。

それはさておき、チビリチビリやりながら、「絶対個性」の持ち主のスピーカー「AXIOM80」で、モーツァルトの「ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ」(K261:You Tube)を聴いていると、まさに「バラ色のパラダイス」が出現しましたぞ!

ちょっと大袈裟だけど、このまま息が止まってもいいくらい(笑)。

ウマさん、素敵な「ウィスキー」をご教示いただいてどうもありがとうございました。


 
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