我が家のオーディオって「シーソー」の両端に座っているようなものではなかろうか・・、と思うことがある。
どういう意味なのか・・。
このところ、よく聴いていたのは大型スピーカーと新しいウッドホーンの組み合わせ。
目新しさも手伝って、まったく不満は無かったのだが、1週間ほどすると変化が欲しくなって次のようなスタイルへ~。
大型スピーカーから小型スピーカーへと極端な変わり様~、まるで「シーソー」遊びみたいです(笑)。
「PL100」(英国モニターオーディオ)+口径20cmのサブウーファー(ハイカット100Hz)
大型スピーカーに求めても得られないものが小型スピーカーには有り、その逆も当然有りうるというわけですね。
で、前者に求めるものは、「ゆとり」と「スケール感」で 細かいちまちま したことは気にせずにゆったりと音楽に浸れるところが素敵。
その一方、後者の小型スピーカーに求めるものは、シャープな音像と繊細な表現力である。
この両方が備わっているスピーカーがあればそれがベストだと思うが、世の中にはそういうスピーカーは存在しないと思っている。
まあ自分が知らないだけかもしれないけどね・・、それに求めるレベルも各自で違うし~(笑)。
で、この小型スピーカーを3台の真空管アンプで鳴らしながら1週間ほど聴いてみたのだが、そのうち悪くはないんだけどうも食い足りなくなる・・、何だか無理して音を出している印象を受けてしまう。もっと自然な響きが出せないものか~。
というわけで、とうとう二転三転後の落ち着き先はこれに~。
これでいろんな不満も万事解決~(笑)。
いわばシーソーゲームの中点の「支え」になっている感じで、スピード感、繊細な再生、適度な量感、そして楽器の音色をそのまま出す表現力のバランスの良さにウットリさせられる、やっぱりコレコレ・・。
そして、いつの間にかスピーカーの存在をすっかり忘れて音楽に聴き耽っている。
この音なら永遠に続けてもいい~(笑)。
それに、手がかかる子供ほど可愛いというが、この「AXIOM80」も釣り具の仕掛けのように独自の工夫を施している。
というのも、通常このユニットはそもそも箱に容れて微妙に背圧を利用しながら低音を出すツクリになっている。
したがって裸で鳴らすなんて論外だが、それを知らなかったために初めの頃に平面バッフルに取り付けて鳴らしていたときに音量を少しでも大きくするとすぐに故障して、ガサゴソとノイズが出だしたものだった。
修理費用が1回あたり「2万5千円」なり~、こういう繰り返しを懲りずに4回ほど繰り返してきたが近年はまったく無縁である。
何故なら故障しないコツを掴んだからで、上記の画像を御覧になっていただくと判ると思うが、ユニットの後部にあたる植木鉢の中に はみ出ない ように工夫して吸音材(羽毛)をぎゅうぎゅう詰めに押し込んでいる。
すると、容れないときに比べてシットリとした湿り気のある響きに変化するのが不思議・・、むしろ箱に容れて鳴らすときよりも自然な印象を受ける。
そして「100ヘルツ以下」を口径20cmのユニットが入った箱で心持ち補ってやる。
もちろん故障とは無縁だし場所も取らない・・、「AXIOM80」にはこの鳴らし方がベストじゃないかしらんと自惚れているのもご愛嬌~(笑)。
「AXIOM80」をお持ちの方で、現状にご不満をお持ちの方や飽いてきた方はぜひ試してご覧あれ~。手間は別として、お金は木製の植木鉢代だけだからね~(笑)。
シマッタ・・、6月に「AXIOM80」を聴くためにわざわざ岡山県からお見えになったお客様にこのスタイルで聴いてもらうと良かったのに~、いつも大事な時の「後知恵」で困るんだよねえ(笑)。
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